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木の葉詰め合わせ
本編番外編
入れ替わりシリーズ
入れ替わりの話・壱
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「うふふ」
「あはは」

 どうしようもなくて三人で揃って乾いた笑声を上げる。
 私達の姿を他所の人がみたら、直ぐさま扉の戸を閉めて回れ右して逃げることだろう――絶対に。不気味とは言ってくれるな、それだけショックだったんだ。

「何がどうなってこんなことになっとるんじゃい、こんちくしょう!」

 ――――卓袱台をひっくり返してやりたい気分に襲われたのは、きっと私だけでないはず。

******

 もうどうしようもないので、取り敢えず状況判断から話を進めよう。

「――よ、よし。現状を理解しよう」
「異議無し」
「わかりましたわ」

 引き攣った声で提案してみれば、仏頂面のミト(仮)と淑やかに微笑んでいる私(中身別人)が普段とは異なる所作で応じてくれる。
 ちなみにどちらも物凄く違和感があって、私は泣きたい。

「よし、まずは自分の名前を言おう――千手柱間」
「うちはマダラ」
「うずまきミト」

 ちなみに上から外見うちはマダラ、うずまきミト、千手柱間の順である。
 苛々とした雰囲気を隠そうともしないミト(中身・マダラ)の姿を何ともいえない表情で見つめていれば、舌打ちされた――酷く物悲しい。

「もうこれしかないね……どうしてだかはさっぱりだけど、どうやらオレ達の中身が入れ替わったと考えても……良いのかね?」
「幻術……という線は?」
「残念ながら無いだろうな。もしあったとしても、仮にもオレやコイツが、近寄ってきた敵に気付かなかったと言う事はあり得ないからな」

 ――確かに。
 悪意を持って近寄ってきた人間に気付かない私達ではない。それだけの鍛錬と実績を積んできているのだから当然だとも言えるが。

 それが分かっているからか、マダラ(外見ミト)の言葉には渋々と言った感じでミト(外見千手柱間)も頷いた。何度でも言おう、凄い違和感である。

「じゃあ、原因はさっぱりということで一先ず放っておこう」
「しかし、困ったことになりましたね。今のままの状態が今後も続けば木の葉の、ひいては火の国全体に支障が出ることは間違いありませんわ」

 しっとりとした振る舞いで頷いてみせた外見千手柱間なミト。
 凄いな、女らしさの欠片すら無いと弟にいわれた私の姿でも、中身の人格が違うだけでここまで女性らしくなるのか。
 こんな機会は滅多に無いからじっくりとミト(外見千手柱間)の姿をしげしげと見つめていれば、後頭部を殴られた。

「あにすんだ、マダラ!」
「黙れ。貴様、その姿がオレだということを忘れてないか。気色の悪い光景を見せるな、この大鋸屑頭のウスラトンカチ」

 悪口がグレードアップしている。
 まあ、この状況はプライドの高いマダラにとってかなり不本
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