黒星団-ブラックスターズ-part7/Let’s 侵略!
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サ星人もろとも我らも…しかもあの喋る剣は元々奴の愛刀…」
ウルトラマン…怪獣や星人の力を持つ彼女たちもまた、その勇名を知っていた。当然、自分たちにとって彼らが宇宙の何者よりも脅威であることも。最強の怪獣と言われるゼットンも一度はウルトラマンを倒したことも知っているが、その後のウルトラマンはいずれもゼットンよりも強くなって逆転勝利したので、ウルトラマンがゼットンに黒星をもらった事などもはや過去の話だ。 場合によっては、バロッサ星人共々倒すべき敵と見定められてしまうかもしれない。
加えると、実はブラックには壮大にして邪な野望があった。
それは…侵略による、世界の支配者となること。
これは、彼女たち三人の怪獣娘の力の源となった存在…『ブラック指令』と『円盤生物』…彼らの悲願である。
そう、魅惑の妖精亭で客を喜ばせ真面目に働いてスカロンから信頼を手にした彼女たちだが、悪党集団であることは紛れもない事実であった。
当然こんな野望を、宇宙の秩序と平和を守るウルトラマンが黙って見過ごすとは思えない。しかもデルフを奪い取ったことで恨みも買ってしまった。ブラックはかつてない恐怖と焦りで冷静さを失い始める。
「まだバレたと決まったわけではなさそうだよ。現にあのお兄さんたち、私たちの正体までは認知していないような口ぶりだったし」
シルバがまだ焦るようなことではないと、いつも通りの明るいノリで言う。
「それに、宇宙の平和を守るあいつらだからこそ、助けを求めた相手の意思を無視しないはずだ。お告げに従って送ったあの手紙の内容も、バロッサ星人の討伐とサツキの救出に関することだけで、侵略の記述は一切ない。ならば、多少に疑いはかけてもこちらの願いを聞き入れるはずだ。あとは、私たちがボロを出さなければいい。だからいつも通りの虚勢でも張れ」
「き、虚勢ではない!これはその…あれだ!強敵を前にした時の武者震いというやつだ!」
明らかに虚勢を張ってますと指摘したくなる様だが、シルバとノヴァはあえて突っ込まなかった。
「ま、まぁいい…それに我らの悲願の障害にウルトラマンがいたとしても、我らのやることは変わらない。
ブラックスターズの野望…そう、『惑星侵略』という野望を叶えるまで、我々は決して止まることは許されない!」
そんな自らの動揺を隠そうと躍起になってか、ブラックは堂々と己の野心を吐き出した。
「いいかお前たち、バロッサ星人からサツキ君を取り戻した暁には、我らブラックスターズは再びカフェ経営で資金稼ぎに入る。十分に金を稼いだら、まずはゲルマニアで貴族の位と権力を手に入れ、ブラックスターズはハルケギニア全土に向けて内部から侵略を開始するのだ!そしていずれ、ウルトラマンさえも凌駕する強大な力を得て全宇宙を支配する!」
「流石ブラックちゃん、侵略と言
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