黒星団-ブラックスターズ-part7/Let’s 侵略!
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ろで意味はない。それもまた懸念すべきことではとシルバは言うが、ブラックはそれについてはバロムにバレるか否か以上に自信たっぷりであった。
その自信の源は、彼女が持つ予知能力というものにあるらしい。つまり…未来予知の力を持っているようだ。これが本当ならば、なるほど確かに自分の未来に絶対の自信を持つこともある意味当然かもしれない。
一方でノヴァは警戒を促す言葉を告げる。
「ブラック、今回はもっと慎重に構えるべきだ。今回私たちが助けを求めた相手は、本来なら『怪獣娘』である私たちにとって最も頼ってはならない相手のはずだ」
ここで少し、説明を入れよう。
『怪獣娘』。
それは、とある次元の地球にて、かつて地球に脅威を振りまいた怪獣や異星人たち。そんな彼らの力と魂を受け継いで誕生した女性が、怪獣娘である。シルバの酸性の粘液と、ノヴァの赤い触手。今回サイトたちと交戦した際に使った能力もそれによるものだ。
だが当然そんな存在は、サイトやシュウをはじめとした、様々な世界からの来場者たちの世界に、当然この世界にもいなかった。
つまり、彼女たちもまた、別世界の出身者だったのである。
「む?どういうことだ『ノーバ』」
ノヴァが一体なにを懸念しているのか、ブラックはイマイチわかってないようだ。
「気づいてないのか?今日私たちと遭遇した連中の中にいたあの男たちは……ウルトラマンだ」
「何!?まさか……あの……あのウルトラマンか!?」
ノヴァの言葉に、ブラックは青ざめる。
「そう、我ら怪獣娘の元となった怪獣・星人の、最大の天敵でもある。GIRLSとは比較にもならない脅威だ。特にあの時の男はおそらく、あのゼロだ」
「ゼロ!?ま、ままままさか…あのウルトラマンゼロか!?」
ウルトラマンの名を、それもゼロの名を聞いてますます蒼白となるブラック。
「気づいてなかったのか?バロッサ星人がなぜ、わざわざ透明マントで隠れた状態で、あの連中の前でサツキの口から脅迫していたのか。あの中にウルトラマンがいるってことを知っていたか、そうでなくても自分の存在をウルトラマンにバレないため以外にないだろ」
「しっかりしてよブラックちゃ〜ん。もしバレたら私たち、命狙われちゃうかもなんだよ?」
「やかましい!お告げにはなかったのだから仕方なかろう!」
しかしまさか気づいてなかったのかと、呆れた視線を向けるノヴァとシルバに、ブラックは言い訳がましく文句を言う。
「なんと言うことだ…マスターはこのことを分かった上で私に侵略のヒントを授けてくださったのか?
まずい…!これは非常にまずいぞ…ゼロと言えば、あのウルトラセブンの一人息子…加えて、我らの元になった怪獣たちの宿敵ウルトラマンレオの弟子……
もし私たちの正体や野望の詳細がバレたりなんてしたら…バロッ
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