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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:23 不正しか無いクジって酷いですよね
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」
ぐにーっと、頬を引っ張る。
いやぁ。私がこんな事をする日が来るとは思わなんだ。
ぱっと手を離してあげれば、自分の両手で両頬を覆って。
「痛ったぁ……なにするん震離?」
「将を張れる人がおかしな事を言うもんだからつい。
大体私のせいって、予言込みでもそこまでわかるわけ無いでしょうよ?」
「せ、せやけど」
一瞬
預言者の著書
(
プロフェーティン・シュリフテン
)
の件で、ヴァレンさん達から聞いたことを伝えるかなって考えるけれど。
まぁ、それはそれで犠牲が確実に生まれることを言うことになるからやめておこう。
「あの日あの時、どの時間軸でも予言を阻止しようとして、皆動いたけれど……地上本部に関してはどうやっても無理だった。
それでも大本命を阻止出来たというのはどこも一緒。ゆりかごが月の衛星軌道上に到達したらもうどうしようもなかったんですし」
「仮に誰も乗って無くても?」
「乗って無くても、オートで撃てるように設定されてましたよ。打たれてたら十万単位で人が死んでた可能性もありますしね」
それくらい圧倒的な人が作った兵器なのがゆりかごっていう艦だし。
ヴァレンさん達もその制作を少し見たことあったらしいけど、そんなもん出さなくても良い世界にしたかったって過去形で言ってたし。
……だから、平行世界の私達はその身を賭してでもゆりかごを破壊しに行ったんだから。
今の私達もそれをしようとしてたけど、
「……それでも私は、あの時他の手段があったらって今も想うよ」
ポツリと寂しそうに言う側で、本当のことを告げるかどうか悩むけど。
「時間も足りなかったですしね」
違う世界の私達がついた嘘を続けることを選ぼう。
「やっぱり、まだまだやんなぁ……私は」
「不幸と捉えるか、大いなる経験と取るかでこの先は大きく変わるでしょうよ。
それに似た様な事してる奴が居るんですし、相談するのもありだと思いますよ?」
今小さくなってる響も、一応一番上だった時があったし。
「せやねぇ。元に戻って、帰った時にでもいろいろ相談してみるわ」
「えぇ。それが良いですよ」
なんやかんやで、手伝い大好きな人だからねぇ。
ほぼ終わってるし、今言っておこうかな。
「……ちなみにはやてさんや?」
「んー?」
「切り捨てて、押し付けてた場合……こんな未来はなかったってことだけお教えしときますね?」
「……これからも肝に銘じとくわ」
うん、そのほうがお互いのために良いと思いますよ?
――――
――side流――
えー……っと。
あれから皆さんが集まって、改めて
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