ターン7 出動!はたらく機械たち!
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その日も、これまでどうりの朝がくると思ってました。ええ本当に。というかついさっきまで何事もなかったんです。フツーに寝てただけでした。
「このドアを今すぐ開けろ!おい、聞こえていないのか!今すぐここを開けるんだ!」
…………えらい威圧的な人にドア越しで怒鳴られるまでは、ね。
「な、なんだ………?」
あ、十代が起きた。隼人はとりあえず様子見といった感じで二段ベッドの上からこっちをちらちら見てる、翔はこの大音量の中布団にくるまり頑張って寝ようとしてる。
『………来たか。変われ、俺が出る』
「なに、ユーノの知り合………ムグッ、いんや別に。ただ、用件の想像はつくな」
『なんで?というかまだOK出してないのに』
「細かいこと気にすんなよ。ま、見てりゃわかるさ」
「今すぐ開けないか!速やかに行動しない場合、この扉を爆破する!」
『ば、爆破ぁ!?』
「わかったぜ、今開けるよ」
爆破の一言で眠気が吹き飛んだのか、ジャージ姿のまま扉を開ける十代。そこに立っていたのは、まあなんというかこう簡潔にまとめると。
「偉そうなこった」
『だよねぇ』
すっごい偉そうな女の人だった。正直苦手なタイプです。
「お前の好みなんぞ別に聞いちゃあいないんだけどな。んで、おたくら一体どちらさんで?」
『あれ、用件はわかってるって今言ってなかったっけ?』
「わかってるさ。でもま、こういうのは聞いてやるのが礼儀ってもんだろ」
「私たちは、この学校の査問委員会の者だ。わかったら遊野清明、遊城十代の二名は今すぐ服を着替えて私たちについて来い」
「ちょっと待ってくれよ!?俺たちが一体何やったってんだ!」
『うん、いくらなんでも展開についてけないよ!ちょっとユーノ、体使うなら使うで何か言ってよ!』
「とぼけるな!お前たちがこの前、立ち入り禁止区域の廃寮に入ったことはもうわかっているんだ!ちゃんと証拠も出ているから、つまらない言い逃れは聞かないぞ」
『ね、ねえってばユーノ………?何とかするあてはあるんだよね?』
でなきゃわざわざ交代なんてしないはずだし、ね?
「…………あいよ。とりあえず着替えるんだから、もうこれ閉めていい?」
そう言いながら、ドアを顎で軽く示すユーノ。え、何このドライな対応。
「いいだろう。五分だけ待ってやる」
「気が利かない、っつーかノリが悪いなあ。そこは当然『三分間待ってやる』って言うとこだろ?」
そう言うと、物凄い剣幕でこっちを睨んでから大きな音を立てて扉を閉めた。正直、今のは殴られてても文句言えないと思う。まあ、そうすると後で痛い思いするのは僕なんだけど………。
「それでは我々
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