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おっちょこちょいのかよちゃん
23 イチかバチかの隙狙い
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でボコボコにするよ!」

 丸岡はまさかの敗走に心を取り乱した。計画は失敗し、オリガは倒され、そして自身の能力がなぜか無効化された。最も気になる事がなぜ簡単に破れるはずがない己の能力がなぜ敗れたのか。その時・・・。
「よお、何でお前の能力が無効化されたか知ってるか?」
 後ろから声がした。
「な、何だ、お前ら!?」
 丸岡は振り向くと、二名の高校生くらいの男子がいた。
「俺は三河口健。凡人(ひと)と違う能力を持って皆から嫌われ、この静岡県の清水に逃げてきたクズ野郎だよ」
「おめえの能力(ちから)はこの御守りで潰してやったぜ!」
 北勢田は三河口の叔母から貰った御守りを丸山に見せた。
「この野郎・・・!!」
「こいつは近所の子がお前にさらわれると知ってブチ切れてるぜ」
「こ、この・・・」
 丸岡はその御守りで自身の能力は無効化されないという認識術や御守りで無効化される事が上手くいかないようにする矛盾術を試行した。
「この御守りはお前の認識術も矛盾術もそのものをなしにしちまうからどう設定したって無駄だぜ」
「くそ!!」
 丸岡はピストルを取り出しで二人のお(つむ)に穴を開けようとした。だが、その前に北勢田が走って近づいて丸岡に飛び掛かって左頬を殴った。
「調子のんじゃねえぞ!!」
 続いて三河口が歩いて迫る。丸岡は発砲した。しかし、(たま)は三河口を撥ね返し、丸岡を狙う。丸岡の手首に当たった。
「俺に悪意を持たせた奴には天罰がくだるのがオチだ。お前はどんな仕返しを喰らうか知らんよ」
 その時、丸岡は急に吹き飛ばされた。そして清水市から隣の静岡市へと飛び、電柱に背中をぶつけて住宅街の路地に落下していった。
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