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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0010話
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 え? あれ? 何でキョウスケがここにいるんだ?
 いや、ここは士官学校なんだし、原作でもアクセルとキョウスケはそんなに歳が離れているように見えなかった。
 つまりは同年代って事で、それを考えればキョウスケが俺と同じジュネーブ士官学校にいてもおかしくはない、のか?
 原作でキョウスケとアクセルがライバルではあるけど、顔見知りじゃなかった理由は原作のアクセルは俺と違ってジュネーブ士官学校に入学しないで、他の士官学校なりなんなりで入隊してシャドウミラーに所属する事になった?
 ……うわ、もしかして俺ってば気が付かない所で思い切り原作ブレイクしてしまったんじゃ?
 混乱している間にも、キョウスケの説明は続いている。
 ただ、その説明は基本的に幼年学校卒業者は知っているような常識についての事だった。
 基本的に教官に指定された時間の10分前には到着して待機しているようにとか、外出届けとか外泊届けの出し方とか、その辺。

「さて、説明は大体これで終わりだな。それと、幼年学校主席のアクセル・アルマーというのは?」

 バリソンに背中を突かれ、ふと気が付く。
 どうやらお呼びが掛かったようだ。
 ……まさか、アインストに感染させられるなんて事は無いよな?

「はい、自分です」
「そうか。1年時のクラス代表は慣例的にそのクラスに所属している幼年学校の生徒で、一番成績の良かった者となる。つまり今年の1年の場合はお前という事だ。2年以降の代表は1年を通しての総合成績が1番良い者がなる」
「分かりました」

 内心びくびくものだったが、表情は変えずにやり過ごせた。

「連絡事項は以上だ。我々パイロットコースの上級生はお前達の入学を歓迎する」

 キョウスケは最後に敬礼をして、教室を出て行った。

「ふぅ」
「ん? どうしたんだ? さすがに幼年学校主席でも、上の学年の主席には緊張するものなのか?」

 バリソンがからかうように言ってくるが、それをやり返すだけの気力は現在残っていないので、軽く手を振るだけで答える。
 にしても、まさかここでキョウスケと出くわすとはな。正直驚きすぎて思わずスライムを出してそのまま襲わせる、なんていう考えも一瞬頭をよぎってしまった。

「……あれ?」

 よく考えてみる。
 そもそもキョウスケがアインストに感染するのは、士官学校卒業後で任地に移動中のシャトル事故だ。つまり、現在のキョウスケはこう言ってはなんだが至ってノーマルな普通の人間という事になる。
 つまり今のうちにキョウスケを殺すなりなんなりしてしまえば、アインストに感染する事も無くなり、結果的にベーオウルブズは結成されない。あるいは結成されても原作よりも弱体化するのは間違い無しとなる。

「行ける、か?」

 今のうち
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