第7章:神界大戦
閑話18「いざ、倒れ逝くその時まで」
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ろう。
「(故に、短期決戦……!)」
それでも、僅かな時間分断する事は出来る。
その間に決着を付けようと、優輝は構えなおす。
「ッッ……!」
「ほう……!」
今まで受け身だった優輝が、攻勢に転じる。
それを、“戦いの性質”を持つ神が大胆不敵に受ける。
「ッ!」
「っりゃぁっ!!」
貫手が躱され、反撃の膝蹴りが繰り出される。
その膝蹴りに手をつき、反動で優輝は跳び上がる。
同時に刀を手にし、斬撃を飛ばす。
……が、それは手刀によって打ち消される。
「ふっ!」
即座に追撃。今度は躱されずに受け止められた。
そのまま拳と蹴りの応酬だ。
「はぁっ!」
「ッ!」
そこへ、その神の“天使”も参戦する。
飛び蹴りを優輝目掛けて繰り出し、ペースを乱そうとする。
優輝は咄嗟にその蹴りを受け流し、上手く神へと当てる。
「隙を見せたな」
「しまっ……!?」
だが、それを狙っていたように別の神が優輝の背後を取る。
繰り出される拳を受け流そうとするが、僅かに間に合わない。
「がっ……!?」
体捌きのおかげで威力を殺せたが、それでも大きく吹き飛ぶ。
すぐさま体勢を立て直そうとするが……
「ふん!」
「ごっ……!?」
その前にまたもや別の神が懐に入り込んでいた。
そして、放たれた回し蹴りが腹に突き刺さり、優輝は再び吹き飛ぶ。
「ぐっ……!」
いつの間にか存在していた岩壁に優輝の体が叩きつけられる。
そこへ、間髪入れずに“天使”達が次々と襲い掛かる。
「……はっ」
……優輝は、それを待っていた。
「ここは僕の世界だ。僕の領域だ。……そう簡単にいくかよ」
優輝が叩きつけられた岩壁から、剣や槍が突き出してくる。
勢いよく優輝に向かっていた“天使”達のほとんどがそれで串刺しになった。
「はぁっ!」
「っづ!?」
間髪入れずに瞬間移動。
串刺しにならなかった“天使”の一人を背後から蹴り、別の“天使”が襲い掛かって来た所をカウンターで吹き飛ばす。
「ふっ!はっ!はぁっ!!」
次々と襲い来る“天使”達を、優輝は寄せ付けないように吹き飛ばす。
だが、多勢に無勢だけでなく、相手の連携も上手かった。
「捕まえた」
「ッ……!」
ついに背後を取られ、優輝は羽交い絞めにされてしまう。
そうなってしまっては、導王流を使うどころか殴り合いも難しい。
「くっ……!」
「遅い」
「が、はぁっ……!?」
力で無理矢理羽交い絞めをする“天使”を投げ飛ばそうとする。
しかし、一瞬遅かった。
肉薄
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