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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:22 優しい嘘の続き
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たはずの二人が居ないので心配しましたが……そうですか」
困ったように寂しそうに笑う流がそこに居た。
「……人払いの魔法はこちらで展開し直しました。震離さん以外は来れないですよ」
寂しそうに笑いながら、光りに包まれるとともに機動六課に居た頃の流の姿へと変わる。
いや、この場合は戻るが正しいのかな?
でも、今言った言葉って……まさかそんな。
「……なんでだ? なんであの二人が」
「……そちらの世界でもゆりかごを落とせる武装は少なく、ゆりかごが飛んだ時点で動かせるものは次元船に取り付けられていたアルカンシェルのみ。
だけど、その発射プログラムには細工が施された。しかもどの世界線でもその改変は異なり、対策は確認してからではないと不可能という。
ご丁寧にバックアップも改変されているから即時修正は不可能」
響の言葉に応える事無く、流は言葉を続ける。
「……その結果ゆりかごを止める手段は、内部からレリックを動力炉で爆発させるか、それ以上の魔力を持って極大魔法を展開させるかの何方か。
ただ、何方にせよ誰かが犠牲になる。
温泉地でゆりかごを爆破させたと聞いた時、すぐに理解しましたが……そうですか。私がポカしたのならまだしも……震離さんの嘘を察してばれるとは思いませんでした」
……それじゃあ。
「まさか、本当に……二人は居なくなってしまったの?」
声が震える。響もそれを察してか静かに顔を伏せて。
「もしかしたら、という可能性もありますが。よほどの事が無い限りは。
その日、その時に風鈴流と叶望震離の両名は死んでいます」
「で、でも! こうして流と震離みたいに、他の世界で!」
「……無いんですよ。たくさん世界を巡って、いろんな世界を見てきました。
平行世界の私と震離さんが生き残ろうと思ったら、そもそも私達は出会ってはいけなかったんです」
「そんなことって!」
思わず声を荒げてしまう。対象的に響は。
「……そうか。震離の自殺を止められなかった世界。そんな分岐点の世界もあったんだな」
冷静にそのことを受け止めていたけれど、
「……響? 自殺って……震離が?」
響達の過去のお話を聞いたことなかったということがここに来て仇になった。その事が悔しい。
でも、なんでそんな事が?
「響さんの言う通り、その世界線ならば私は生きていました。と言っても、その例は一度しか見てませんが、その例外を除いて出会い方こそバラバラでも、ゆりかごが飛んて大気圏を超えたらその例外以外は死んでます。
私と震離さんは、ゆりかごを破壊した後の世界を観測出来ていませんので……もしかしたらとは思いますが」
……そ
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