『生きてる』
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何も求めてない
期待もしてない
放っといて
誰も構うな
そんなだった
懐かしいあの頃
夕日の橙が
やたら綺麗で
頬つたう泪に
焦って拭ったり
誰もかれも
何もかもが
世の中の全て
みぃーんなが
敵だった頃
此の命すら
要らなくて
幾度も死んだ
なのに失敗
そんな時でも
心は生きてて
必死で生きてる
強く逞しい雑草
蓮華や白詰草で
昔冠を作ってた
思い出しながら
田んぼ一面の
蓮華を美しいと
想えたりした
まだ生きてる
心は死んでない
まだ大丈夫
あの頃とは
違うけど
もう大人だけど
無力さは
変わらなくて
それでもまだ
大丈夫って
心が生きてるから
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