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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第七十六話 群雄、一同に集うのことその十一
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つも用意しておくものです」
「その通りね。私もそうするわ」
「流石です。貴女もまたわかっておられるとは」
「そうでなくては大きなことはできないわ」
 女はだ。闇の中で笑いながら述べてみせた。
「国を。魔の国を築くことはね」
「そうですね。これをしくじってもです」
「策は幾らでもある」
「その通りです。では」
「今は落ち着いて見させてもらうわ」
 女は于吉に対して述べた。
「そして楽しくね」
「そうして下さい。司馬尉殿」
 女の名前をだ。ここで呼んでみせたのだった。
「司馬尉仲達殿」
「ええ、そうさせてもらうわ」
 その女司馬尉も微笑んで返すのだった。それは闇の中にある、邪な漆黒の笑みであった。


第七十六話   完


                         2011・4・14
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