エテーネ村の話その5
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俺達はゴーレムを退け、洞窟へと足を踏み入れた
[清き水の洞窟]
カズマ「うっ、暗いな.......」
リン「うわぁ、何にも見えないよー」
シンイ「仕方ないですね......メラ!」
シンイは、メラの呪文を唱えた。シンイの手のひらに火の玉が現れる
カズマ「おぉ、明るくなったぜ」
リン「さっすがシンイ様!」
シンイ「さぁ、これを灯代わりにして進みましょう」
俺達はシンイを先頭にして進んだ。道中魔物が現れたりもしたが、全て俺が倒した
シンイ「?二人ともあれを見てください」
シンイが指差した方向には絵と文字が書かれてある壁画があった
カズマ「壁画だな」
リン「お兄ちゃん、読んでみてよ」
カズマ「分かった。えーっと『この世界で平和に暮らしていた全ての生きとし生ける者は滅亡の危機にさらされた。今空にはふたつの太陽が昇っている。ふたつめの太陽.......それが現れてからこの世は地獄と化してしまったのだ。忌まわしきふたつめの太陽は自在に空を駆け大地を焼き海を干上がらせ人々を灼熱の絶望におとしいれた。太陽がふたつになった理由など知る由もな無い。分かっていることは地上に生きる全てが滅亡しようとしているということだけだ』.........」
俺達はポカーンとしていた
シンイ「以前森の中で、石碑を見たのがずっと気になっていました」
しばらくして、シンイが口を開いた。
シンイ「もしかしたら、ずっと昔は人間以外の種族もいて、しかし彼らは滅亡し人間が最後に残った種族なのかもしれませんね」
炎の民オーガ、水の民ウェディ、風の民エルフ、地の民ドワーフ、花の民プクリポ、そして俺達、勇の民人間.......本当に滅亡したのか?もしかしたらどこかで生きているのかもしれない...........よし!
カズマ「シンイ、お前の予想多分....間違ってるかもだぜ。人間以外の種族の生き残りが、まだ俺達の知らない場所で生きているのかもしれないぜ。あくまで可能性の一つだけどな」
シンイ「可能性......ですか........確かに、カズマさんの言う通り、彼らはまだどこかで生きているのかもしれませんね」
リン「じゃあ、もし生きていたら会ってみたいな!」
シンイ「ええ。そのためにも、テンスの花を何としても取りに行きましょう!」
カズマ「おう!」
リン「おー!」
俺達は洞窟の奥へさらに進んだ。その道中で
シンイ「またこんなところに壁画が。しかし......これはいしずえの森にあったのと同じようですね」
カズマ「書かれてることも同じだな。だが、最後のこの壁画だけは見たことがないな」
そこには、壁画があった。が書いてるのはいしずえの森と同じ内容
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