エテーネ村の話その5
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だった.......ただ一つを除いては
リン「読んでみてよ」
カズマ「言われなくても。なになに?『空の民竜族、遥か彼方より世界を見守る聖なる者達。彼らは地上で争いが起こると飛来しその大いなる力で瞬く間に平安をもたらしたという』」
シンイ「おかしいですね。なぜ、ここには竜族の事が書かれているのに、どうしていしずえの森には書かれて無いのでしょうか」
カズマ「知るかよ」
リン「そうだ!もし、滅びを回避したら、そのことを調べようよ!」
シンイ「良いですね!是非とも調べたいです!」
そして、俺達はさらに進んだ。そして、扉がある場所に着いた
シンイ「ここです!この扉の先にテンスの花が咲いていると書物に記されていました」
カズマ「よし!やっと着いたぜ!」
リン「でも、鍵がかかってるよ、大丈夫?」
シンイ「大丈夫です」
そう言ってシンイは鞄から鍵を取り出した
シンイ「おばあさまから、この鍵を託されたので」
リン「さっすがアバ様!」
シンイ「では、いきます!」
そして、シンイは扉の鍵を開けた
シンイ「最後にこの扉が開かれたのは一体いつの事か私には想像もつきませんが.......この洞窟に流れる清き水が、今もテンスの花を育み続けてくれるはず。さあ、行きましょう!」
シンイは扉を開けた
シンイ「これは.....」
カズマ「すっげぇ......」
リン「綺麗.......」
そこは、大広間だった。中心には何本もののテンスの花が咲いていた
シンイ「さあ、取りましょう.......ってうわぁ!」
カズマ「くっ......」
リン「な、何!?」
取ろうとして歩み寄ったその時、炎がテンスの花を包んだ
カズマ「どこのどいつだ!こんなことする野郎は!」
シンイ「あれは......!?二人ともあそこを!」
俺達は上を見た。そこには
「ギヒヒ......燃えろ燃えろ!」
輪っかに乗っているじじい......いや魔物がいた。さっきの炎もアイツがやったのか
ベドラー「忌まわしきテンスの花はこの魔導鬼ベドラー様が全て焼き尽くしてくれるわあ!」
カズマ「やめろ!」
ベドラー「ん.......ギヒヒヒ!お前らはエテーネの民か!成る程!危機を察してこの花を採りに来たというわけじゃな!?じゃがそうはいかんぞ!時を超える力を秘めたお前達にこの花を渡すわけにはいかんからのう!」
時を超えるだと!?
シンイ「時を.....超える......!?」
ベドラー「キーッヒッヒッヒ!やっぱりそうか!こんな大切なことを忘れ去ってしまうとは、エテーネの民は果てしなく愚かな者たちじゃ!だが、忘れていようがいまいが
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