第百八十一話
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第百八十一話 他のメンバーも
赤音は塾でクラウンの他のメンバーからも酒についてどう思うかを聞いてみた、するとまずは春奈がこう赤音に言った。
「私のお祖父ちゃん痛風なの」
「痛風って?」
「何か足の親指の付け根が凄く痛くなる病気だって言ってたわ」
こう赤音に話した。
「ビールを飲み過ぎたらなるっていうわ」
「ビールをなの」
「お祖父ちゃん昔ビールをよく飲んでたらしくて」
それでとだ、春奈は赤音に話した。
「それでなって今はビールはね」
「飲んでないのね」
「ワインとか焼酎にしてるって言ってるわ」
「お酒自体は飲んでるのね」
「ええ、けれどね」
「ビールは飲まなくなったのね」
「何でもとんでもなく痛いそうだから」
春奈は自分はなったことないので実感がないまま述べた。
「ビールはよくないそうよ」
「お酒はなの」
「そうお祖母ちゃんが言ってたの」
「梨花ちゃんのお祖父ちゃんの奥さんね」
「うん、だから私も大人になったら」
春奈は眼鏡の奥の整った顔を曇らせて赤音に話した。
「気を付けなさいって言われてるわ」
「ビールって怖いのね」
「というかお酒自体がそうじゃないかしら」
今度は美樹が言ってきた。
「飲み過ぎて身体壊すってお話よくあるじゃない」
「それはね」
赤音は美樹にも応えた。
「私もよく聞くわ」
「内臓悪くするってね」
「そうよね」
「もうお酒を飲み過ぎて」
そうしてというのだ。
「身体を悪くして最悪死ぬ人もいるでしょ」
「よく聞くわね」
「だからね」
「お酒はよくないものね」
「飲み過ぎてお金なくす人もいるっていうし」
「じゃあいいことないじゃない」
「私はそう思うわ」
こう赤音に話した。
「何で大人の人達ってそんなの飲むのかしら」
「飲むと酔っぱらうけれど」
「それがいいのかしら」
「そうみたいだけれど」
赤音達は酒について何がいいのかわかりかねていた、だがここで酒についてあることが言われるのだった。
第百八十一話 完
2019・8・1
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