蒼紅:第三十八話 祈歌
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くまで俺の推測だがな……」
「モルフォの意識と記憶だと…!?何を世迷い言を…!貴様を倒し、ミチルは俺が正気に戻す!!」
「そうやって貴様は自分に都合の悪い真実から逃げ続けるのか?ならばそうやって一生真実から逃げ続けていろ。臆病者が…貴様のような愚兄を持ったミチルが哀れだな!」
「黙れ!!」
グリードスナッチャーを発射してくるアキュラだが、謡精の歌でパワーアップしたソウはマッハダッシュで簡単に回避していく。
「降り注げ!メテオスパーク!!」
銃口から放たれた雷撃弾は上空に飛んでいき、無数に分裂して降り注ぐ。
その雷撃の弾幕は通常とは比較にならない密度だ。
「っ!?」
アキュラは隕石のように降り注ぐ無数の雷撃に動揺するが、ブリッツダッシュで弾幕の隙間を突破し、回避する。
「迸れ!サンダーバースト!斬り裂け!エレキブレード!!」
ソウがマッハダッシュで縦横無尽に移動すると雷撃が迸り、更に移動直後に雷刃波が放たれた。
どちらも攻撃規模も威力も大幅に跳ね上がっている。
あまりの規模にアキュラは回避出来ずに直撃を受ける。
「くっ!」
フェイクカゲロウによって透かすことは出来たが、苛烈なまでの攻撃をしてくるソウにアキュラは表情を険しくする。
「(馬鹿な…謡精の力があるとは言えこの力は異常だ…)」
アキュラがGVとパンテーラを見遣ると、2人も驚愕しており、どうやらこの攻撃の規模と威力は今回が初めてのことらしい。
「失せろ!プラズマビット!!」
銃を構えながらビットを召喚し、凄まじい雷撃弾とショットの弾幕がアキュラに迫る。
「くっ!!(こんな攻撃を連発していると言うのに疲労している様子がない…まさか、反動がないと言うのか!?化け物めっ!!)」
「一気に畳み掛ける!迸れ、紅き雷霆よ!心に響くは巫女の祈り!我が身包むのは龍の波動!雷光一閃、戦神と化せ!!アクセルヴォルト!!」
虹色の輝きが銀色となってソウの生体電流を超活性化させて身体能力を強化する。
電子の謡精のかつてない支援により、本来なら10秒程度しか使えない強化だが、今回は時間制限なしだ。
「雷光の如き速さを見せてやろう」
ソウの姿が掻き消えたと思った瞬間アキュラは悪寒を感じた。
ソウはチャージセイバーで両断しようとするが、アキュラはブリッツダッシュでギリギリ回避する。
しかし、そう簡単に超加速状態のソウの攻撃は終わらない。
「隙だらけだ」
超高速で動き回りながらチャージショットを連発する。
まるで同時に放たれたかのようないくつものチャージショットがアキュラに迫り、あまりの数にかわしきれずに直撃を受け、叩き落とされる。
「ぐっ!!」
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