エテーネ村の話その4
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
[育みの大地]
俺とリン、シンイはテンスの花を採りに清き水の洞窟へ向かっていた。
リン「ねぇシンイ様?」
シンイ「何ですか?リンさん」
リン「テンスの花って本当に存在するのかな?」
シンイ「さあ......でも、おばあさまが言うのですから、あると思います」
カズマ「でも、テンスの花ってどんな効果があるんだろうな......」
リン「厄災から助かるための花だから、すっごい効果があるんだよ!」
シンイ「.........」
シンイは黙っていた
カズマ「シンイ?」
リン「シンイ様?」
シンイ「カズマさん、リンさん、聞いてください。実はおばあさまはこうおっしゃっていたのです。『村は滅びる。しかしテンスの花があれば助かる。ただ.......」
兄妹「ただ?」
シンイ「生き残れるのはただ一人だ』と」
兄妹「!?」
俺とリンは驚いた顔をした
カズマ「う......嘘だろ......それじゃ、その一人ってのは一体誰なんだ?」
俺はシンイに質問をするがシンイは首を横に振った
シンイ「分かりません」
リン「それ以外の人達は、みんな滅びてしまうの?」
シンイ「それも分かりません.....ですがおばあさまは最悪の事態のことを言っているだけかもしれません。今は滅びを回避できるだろうと言われた以上、その可能性を採りに行くしか.....」
カズマ「そう......だな」
俺達は目を合わせて、北へと歩き出した
[名もなき平原]
シンイ「あ!二人ともあの滝の奥をを見てください!」
シンイが突然、滝の方を指差した。目を凝らしてよく見ると、うっすらと洞窟が見えた
リン「あ!洞窟だ!と言うことはあそこにテンスの花が」
リンは走り出した
カズマ「お、おい待てよリン!」
シンイ「リンさん!待ってください!」
俺とシンイはリンを追いかけようとした。だが!
リン「な、何!?」
何と、近くの岩場が突然動き出したのだ
カズマ「な、何だ!?」
シンイ「!?、カズマさん、リンさん.......気をつけてください。この岩は、普通の岩じゃありません!」
岩は次々と浮き、まとまった集合体となった
ゴーレム「ゴゴォォォォ!!!!」
リン「ま、魔物!?」
シンイ「恐らく.....あの魔物はゴーレムです」
カズマ「ゴーレム?たかが岩がくっ付いただけの木偶の坊じゃねぇか」
リン「そうそう、パパッとやっつけよ!」
リンはゴーレムに向かってピンスティックで攻撃する。しかし
ゴーレム「ゴゴ?」
ゴーレムには全く効かなかった
リン「ちょっ、全然効いてない!?」
シ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ