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リリなのinボクらの太陽サーガ
初戦のハプニング
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ーズ皆して魅力的なボディなのにねんねちゃんになってしまった。なので貞操観念が割と危ういというか、口が巧い相手にホイホイ言い包められて、簡単に処女を失いそうな気がしてならなかった。故にクアットロは一応教育係としての役目もあり、姉妹達が健全なお付き合いが出来るように、先んじて大人の階段について調べているのである。

健全な生活に性教育は絶対必要なことよ。byクアットロ。

ただし見栄っ張りな性格はいかんともし難いため、なぜか男を手玉に取れる悪女っぽいセリフがよく出てしまい、姉妹達から裏でちょっと心配されていることを本人は知らない。

ちなみにきよひーベルもクアットロの言葉に『嘘を、ついておいでですね』と反応しており、何気に誤作動してませんよという証明を果たしていた。そのおかげでシャロンもこれらの事実に気づき……、

「あ……うん。良い人、見つけられるといいね」

と言うだけに留めた。

『なんか同情的な視線はさておき、そろそろ経過報告するわよ。まずトーレ姉様だけど―――』

クアットロの報告をまとめて、戦果だけ記すなら開始から約1時間の間に、
トーレはクレイゴーレム8体、グリーンスライム0体。
クアットロはクレイゴーレム2体、グリーンスライム12体。
ウェンディはクレイゴーレム5体、グリーンスライム3体。
チンクは治療中で留守番なので、3人だと大体こんな感じであった。流石は戦闘のプロなだけあって、敵を発見するペースが早い。ただ、トーレがスライムの相手をせず、クアットロがまとめて処理しているのは単に相性の問題だろう。なにせクアットロは幻影でクレイゴーレムの転がり方向を誘導してやればスライムをプチプチ潰せるし、大体片付けたらトーレにクレイゴーレムを倒してもらって他の場所に移ればいい。ウェンディはその処理や撃ち漏らしを片付けるサポートをしているのだろう。何気にバランス良いね、あのパーティ。

「報告によると、ナンバーズ達もモンスター排除は順調みたい。あっちも丁度いい鍛錬になってるんじゃないかな」

「ん、ならこっちもペース上げるか。ドレビン神父、あんたはそこで適当に見ていろ。良い目印になる」

「ほう……では、観戦させてもらおう」

近くに転がってたカフェテーブルを立て直し、横にあった椅子も直して優雅に座るドレビン神父。後はコーヒーか紅茶の入ったカップでもあれば絵になるんだろうが、生憎店は営業していない。モンスターを片付けて、店の人が戻ってくれば営業も再開できるかもしれないんだが……って。

「何勝手に店のコーヒーサーバー直してるの、ドレビン神父……。しかもあんな短時間の修理で動くようになってるし……」

「ん、ああ見えてあいつは精密機械の修理も片手間でこなせる奴だ。知識だけならこの世の誰よりも持っていると断
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