戦士のアウェイクン
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ンゴさんへのお客様を見つけてたから、今説明しても二度手間になると思って」
「僕に客?」
「そうだよ〜見たら絶対驚くよ〜? さ、入って来て〜!」
そう言ってレヴィが部屋に招き入れたのは、ふわりとした藍色のエプロンドレスに綺麗なウェーブのかかった茶髪の少女。
「やっと……やっと会えました、ジャンゴさま!」
「え……うぇえええええええ!? り、リタ!? 何で君が……それよりどうやって次元世界に来たの!?」
「わたしが来た方法については後程ご説明いたします。それよりも……何をしていらっしゃるのですか?」
「何って……」
久しぶりの再会だというのに、なぜか冷ややかな目を向けるリタ。その目線の先には僕……いや、僕の腰に抱き着いてるサクラに向けられていた。
「むぅ〜、せっかくの兄妹の団欒だったのにぃ〜……」
「兄妹? ジャンゴさま、そちらの方とは一体どういう関係なのですか? 事と次第によっては少しばかり、お話させていただきますが……?」
「待って待って! サクラとはリタが思ってるようなただれた関係じゃないから! こっちに来てから色々あったんだってば!」
「ええ、わかっていますよ。ジャンゴさまが次元世界に来てからも大変な出来事に巻き込まれたこと、お察しします。わたしと同じく、そちらの方がジャンゴさまのおかげで命を救われたであろうことも」
「リタ……」
「ただ……ジャンゴさまに抱き着くのは話が別です! わたしだってしたいのですから、一人だけ抜け駆けしないでください!」
「え、気にしてたのそっち!? ちょっと待って! 今二人がかりで抱き着かれたら痛みがまた……! 痛ァアアアアアアアアアアア!?」
「うんうん、青春だねぇ〜」
仲睦まじい(?)僕達の様子を、頷きながらレヴィは微笑んだ。しかしすぐ、これじゃ話が進まないと冷静になったレヴィが痛みで悶える僕からサクラとリタをえっちらおっちらと引きはがし、何とか落ち着いて話せそうな空気に整えた。
「はふぅ〜。ボクってこうやって場を仕切ったり整えたりするタイプじゃないはずなんだけどなぁ」
「ご、ごめん……助けてもらった僕が言うのはどうかと思うけど、次からは自力で何とかしてみるよ」
「気にしなくていいよ、これぐらい艦長ならへっちゃらさ。それに王様はもっとハイレベルな場所でやってるんだもの、簡単に音は上げられないよ」
確かにディアーチェは支社長という立場もあり、次元世界におけるアウターヘブン社の顔役として活動している。彼女にしてみれば、こういう知人だけで集まった場を整えることなぞ、何の苦も無くこなすに違いないだろう。
「ご、ごめんなさい、ジャンゴさま。レヴィさまもここまで運んでくれたというのに、またしてもご迷惑をお
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