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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第三十七話 悪夢
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き、再び女性体に。

「流石にシアンの…正確にはモルフォの力を宿したミラーピースを利用することで完成した雷霆宝剣には性能は劣るけれど、あなたとGVを相手取るくらいの力はあるの」

「シアンの力をこんな風に使うなんて…!シアンは君のことを…」

GVの言葉にパンテーラは反射弾で牽制する。

「私はあなた達に選択肢を与えたわ。それをアキュラ同様に拒んだのはあなた達…最早、私達の進む道は分かれてしまった。せめてあなた達には私の深い深い愛で安らかな眠りを与えるわ」

「そうはいかない…!君を止めて、ミラーピースは返してもらう!!」

「悪いが、少し眠ってもらうぞテーラ!」

「「迸れ!蒼き(紅き)雷霆よ!」」

「映す鏡ごとその虚飾を割り砕け!!」

「お前の夢幻(ゆめまぼろし)を見せる鏡を、俺の紅き雷刃で叩き斬る!!」

「やれるものならやってみせなさい…」

「…理想実現のため、兄上を含めた同志のためにも負けられないのだよ私も…大人しく私の愛を受けたまえ!!」

「そうはいかない!吼雷降!!」

真上を取ろうとしたパンテーラにノーマルスキルの吼雷降を叩き込み、動きを止めたところにソウがチャージショットを当てる。

GVが鏡に避雷針を撃ち込んで、雷撃で破壊しながらパンテーラの攻撃を妨害しながらソウをサポートする。

「エレキブレード!!」

斬?と雷刃波でパンテーラにダメージを与え、そしてショットを連射して追撃を加える。

「ああっ!?これが…あなたの愛…!」

「プラズマビット!!」

吹き飛んでいるパンテーラに向かってビットの雷撃弾をショットと併用する。

それは見事にパンテーラに直撃し、そこにGVが追撃を加える。

「霆龍玉!!」

GVのノーマルスキルの霆龍玉の雷撃がパンテーラに直撃し、更にダメージを蓄積させていく。

しかしパンテーラもやられたままではなく、幻影と鏡、反射弾を巧みに使って反撃していく。

だが、やはり最上級の能力者の相手を2人同時にするのはパンテーラでも厳しいようだ。

「まだ、終わるわけにはいかないのだよ。受けるといい…めくるめく…」

「愛の宴!」

男性体と女性体のパンテーラが同時に出現し、第七波動を高めていく。

「「愛の姿は万華鏡!惑い見えるは走馬灯!ここはそう、境界なき鏡界!ファンタズマゴリア!!」」

一瞬、光によって視界が遮られたかと思うと、かつての時のように天地が真逆となっている。

「私達の愛の庭へようこそ…」

「あなた達を歓迎するわ!」

男性体のパンテーラが鏡の力による移動による突撃と女性体のパンテーラの反射弾。

交互の絶妙なタイミングによる攻撃でソウとGVに攻撃を加えていく。

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