第百九話 鱈と共にその四
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「凄いですからね」
「ええ、あとね」
「あと?」
「あんたはケン=ママニ=カブラルで」
「名前のことですか」
「アニマル=ママニでね」
「苗字の一つが同じなので」
「同じ苗字になるので」
「ちょっと呼び方を考えていかないとね」
「ならもうカブラルで」
「それでいいのね」
「はい。僕は別に」
こう言うのだった。
「それでええです」
「ではね」
「その様に」
「そういうことでね」
「はい、しかし名前は」
カブラルはこのことについて述べた。
「やはり被ることもありますね」
「そうよね」
「では僕は」
「ええ、カブラルね」
「そちらで、しかし」
「ええ、アフリカの名前もね」
アレンカールはカブラルの言いたいことを察して述べた。
「被ることがあるわね」
「国が違えど」
「そうよね」
「はい、ですが僕はこれからは」
「ママニ=カブラルでなくね」
「カブラルにします」
こちらで統一するというのだ。
「起きた世界でも」
「そうするのね」
「はい、そして」
カブラルはアレンカールにさらに話した。
「僕の名前は置いておいて」
「ええ、何かしら」
「日本そして各国の農業のお話を聞きますと」
「素晴らしいっていうのね」
「アフリカ、そして中南米もです」
自分達の地域もというのだ。
「他の地域の農業の長所を取り入れて」
「どんどん発展させないとね」
「はい、国と民の為に」
「それは絶対のことよ」
「そうせんと」
ここで言ったのはアグアルーザだった。
「やっぱりよおならないです」
「国はね、民の暮らしもね」
「この世界のアフリカは戦はなくなりましたが」
これは彼等によって統一されてのことだ。
「まだまだ発展は出来ます」
「そうよ、これからよ」
「そうですね、アフリカは」
「だから本当に他の地域の産業の長所を取り入れて」
「発展すべきよ」
アレンカールははっきりと述べた。
「絶対にね」
「その通りですね」
「あたいもそう考えているわ、そしてこのことは」
「他の地域もですね」
「太平洋と地下世界が統一されたら」
その時はというのだ。
「全ての地域があたい達が治めることになるでしょ」
「他の地域の星の人達と共に」
「そうなるからね」
だからこそというのだ。
「あたい達はね」
「他のそれえぞれの地域の長所をですね」
「取り入れていくのよ」
「そうあるべきですね」
「ええ、絶対にね」
こう言うのだった。
「そうして発展すべきよ」
「ほんまそうですね」
「というか」
ここで言ったのはペッシーだった、鱈を楽しみつつ飲んでいる。
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