第八幕その十二
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「外の世界では南洋の島の人達は太っている人が多いそうだね」
「あっ、そうみたいですね」
恵梨香はムカラさんの今のお話に頷きました。
「聞いたところによりますと」
「そうだね」
「食べものの姦計みたいで」
「果物が多いからかな」
「それにお肉もよく食べますし」
「だからだね」
「お魚はあまり太らないですが」
カロリーの少ない食べものです。
「ですが海に行けば」
「幾らでもいるしね」
「食べものが恵まれているせいか」
「太っている人が多いらしいね」
「お友達にです」
そこにというのです。
「トンガやフィジーの子達がいまして」
「彼等から聞いているんだね」
「はい」
そうなるというのです。
「それで運動が大事だって」
「そういうことだね」
「最近太っていることが問題になっている国が多いのが」
「外の世界だね
「そうなんです」
「それでだよ、僕も思うんだ」
外の世界にいればというのです。
「ダイエットしなくちゃとかね」
「そうなんですね」
「普通に食べていたら問題ないと思うけれど」
それでもというのです。
「外の世界だとね、いつもこんなに食べていたら」
「太りますか」
「そう思うからね」
「それで今も言われたんですね」
「そうだよ、まあここはオズの国だから」
「太らないので」
「安心して食べられるよ」
こう言ってです、ムカラさんは実際にです。
とても大きな豚肉を焼いたものにかぶりついてです、美味しそうに食べながら恵梨香達に言うのでした。
「だから君達もね」
「オズの国にいる時はですね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのです。
「今もだよ」
「食べるといいんですね」
「そうしてくれると僕達も嬉しいし」
おもてなしするイースター島の人達としてもというのです。
「是非ね」
「それじゃあ」
皆も頷いてです、そうしてでした。
一行はイースター島でモアイ像を観るだけでなくお食事も楽しみました、一行の楽しい海の島の旅はまだ続きます。
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