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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第59話 冷血なる虫使い!対決トミーロッド!
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撃した。


 だが奴は口からムカデを産み出してフライングフォークを防御する。


「はぁ……はぁ……」


 くそ、あの得体の知れない生物のせいで攻撃が出来ないな。かといってフライングフォークやナイフでは虫に邪魔されて奴まで届かない。


「イッセー、その幼稚なシバリングは一体後何分続くのかなぁ?」
「……ッ!?」


 どうやらトミーロッドの奴は俺が後数分しかシバリングを維持できないと読んでいるな。通常のシバリングは2時間ほどしか持続できない、それを過ぎると筋肉の震えは停止して体温は下がり始めやがて死に至る。


 だが俺のシバリングはおそらく電力にして数万Wのエネルギーを放出している、だから2時間どころか後数分しか維持できないだろう。


「……お前こそどうなんだ?あれだけの寄生昆虫を出したんだ、もうそろそろ限界に近いんじゃないか?」


 奴は体内から昆虫を産み出しているが無限にあるわけじゃないだろう、そんなのは生物の構造的に不可能だ。


 昆虫が羽化するにはエネルギーが必要だ、奴の体内から産まれるからにはトミーロッドの生命エネルギーを使っているのかもしれない。そろそろ奴もガス欠に近いんじゃないかと少しの期待を込めて俺はそう言った。


「そだネ……あと1000匹くらいが限界かな?」
「なっ……!」


 その時だった、俺の右腕に鋭い痛みが走り見てみると大きな蜂が俺の腕に針を刺していた。


「ナイフ!」


 蜂をナイフで切るが腕は大きくはれ上がり激痛が襲ってきた。こんなのがあと1000匹いるっていうのかよ!?


 腕の痛みで意識が朦朧としてしまいその隙を突かれて新たな蜂や昆虫が攻撃を仕掛けてきた。


「イッセー君、今助け……!?」


 朱乃は俺を援護しようとしたがトミーロッドは先程とは比べ物にならないほどの昆虫を一気に羽化させて吐き出した。その数はあまりにも多く朱乃をあっという間に飲み込んでしまった。


「朱乃!?」


 俺は朱乃の元に向かい昆虫たちを引きはがそうとするが数が多すぎてどうにもならない、それどころか俺の体にも虫たちがまとわりついてきた。


「マズイ!このままじゃやられ……!?」


 そしてその言葉を最後に俺自身も虫に飲まれてしまった。



――――――――――

――――――

―――


side:トミーロッド


「ふ―――っ、ふ―――っ」


 ボクの昆虫たちがイッセーと女を飲み込んだのを見て勝ちを確信する。流石にあれだけの昆虫を止めることはできなかったようだね、イッセー。


「クックック……アーハッハッハ!ザマーねぇ!そのまま虫たちのエサとして
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