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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第59話 冷血なる虫使い!対決トミーロッド!
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side:祐斗


 バリーガモンを倒した僕はマッチさんを回復させた後、小猫ちゃんや滝丸君にも回復の魔剣を渡した。


「……ふぅ、助かりました。祐斗先輩、ありがとうございます」
「無事でよかったよ、小猫ちゃん。でも少し見ないうちに随分と大きくなったね」
「おっぱいがですか?祐斗先輩も男の子なんですね」
「いや、背の方なんだけど……」


 小猫ちゃんの変化には驚いたがこれも仙術の効果らしい。まさか物理的に大きくなれるなんて仙術って凄いんだね。


「良し、これでまだ何とか動けそうです」


 回復を終えた小猫ちゃんは肩を回しながら体をほぐしていた。アーシアさんと違って最低限しか回復させてあげられなかったけど動けるようにはなったみたいだ。


「マッチさんと滝丸君はまだ目を覚まさないね……」
「お二人ともかなりのダメージを負っていますからね。特にマッチさんは危ない状況です、早くアーシアさんと合流しないと……」


 僕達は悪魔だからまだいいが人間であるマッチさんと滝丸君はダメージが大きくて未だ気を失ったままだ。今は安静にさせておかないといけないね。


「それよりも小猫ちゃん、気が付いているかい?」
「勿論です。ボギーウッズとバリーガモン、あの二人はまだ生きています」


 小猫ちゃんの仙術で探ったんだけどあの二人はまだ強い生命力の輝きが見えたらしい、つまりまだ動ける可能性があると言う事だ。


「もし復活されたらかなり厄介だ。殺しはしなくても動けなくさせないと……」


 回復したことによって少しだけ精神力も癒せた僕は神経毒を出す魔剣を生み出した。ココさんの毒に比べたら弱いが無いよりはマシだろう。それを倒れている二人に向かって投げつけて刺す。


「ぐおっ!?」
「があっ!?」


 
 やっぱりまだ余力があったんだね、でもこれで暫くは動きを封じれたはずだ。後はイッセー君達の方だけど……!?


 背後から凄まじい殺気を感じて振り返る、すると僕の目には赤い鬼と触手の生えた魔獣が戦っている光景が目に映った。


(あれは鬼?でも両腕が龍のような鱗がある……もしかしてイッセー君の中にある『鬼』と『龍』が混ざっているのか?)


 今までイッセー君が本気を出した際に背後に見えた赤い龍のイメージ、だが今のイッセー君の背後には鬼の顔と龍の腕を持った怪物が浮かび上がっていた。もしかするとあの鬼の部分がイッセー君の言っていた赤い鬼なのかな?


「凄い気迫……私達じゃとても近づけません……!」
「今は回復に専念しよう。このままじゃ足手まといにしかならない」
「先輩たちは大丈夫でしょうか?
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