第44話
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ィの意外な過去を知ったリィンは複雑そうな表情でデュバリィに視線を向けた後気を取り直してリアンヌにある事を伝えた。
「フフ、デュバリィの事ですから貴方の感謝を素直に受け取らないとは思いますが……………………今回の件で、デュバリィも得難い経験をしてより成長する事になるでしょう。貴方もデュバリィに遅れを取らぬよう、そして大切な者達を守れるようにより精進する事を願っています。」
「――――――はい。」
苦笑しながらデュバリィに視線を向けた後自身に視線を向けて助言したリアンヌの言葉にリィンは決意の表情で頷いた。
その後――――――シグルーンからの通信による召集を受けたリィンは仲間や部下達と共に集合場所である甲板に出て整列した。
〜甲板〜
「ここにいる皆も知っての通り、エレボニアの貴族連合軍――――――ヴァイスラント決起軍はメンフィル・クロスベル連合の”盟友”となった。そして”盟友”となったヴァイスラント決起軍は我らメンフィルにとっても新たなる”力”となる”機甲兵”のデータ等を提供してくれた。そのお陰で、メンフィルが更に改良を加えた”機甲兵”が完成した為、早速今回の戦争にも投入する事となった。これよりヴァイスラント決起軍による機甲兵に関しての講習を行うので、講習後各隊、それぞれに配備された機甲兵の操縦の演習を行い、機甲兵の操縦を担当する者達を決めるように!」
「イエス・コマンダー!!」
多くの機甲兵達を背後にしたゼルギウスは説明をした後リィン達を含めたメンフィル軍の軍人達に指示をし、ゼルギウスの言葉にリィン達はそれぞれ敬礼をして答え
(ふふ、改良した機甲兵をもう運用開始するなんてさすがはメンフィル帝国ですわね。)
(内戦の際の諜報活動による情報収集も関係しているとは思いますが、それでも貴族連合軍による機甲兵の投入から僅かな期間で改良して今回の戦争に間に合わせるなんて、普通なら考えられませんね。)
(ああ…………ましてや僕達の部隊には機甲兵よりも遥かに優れている”騎神”と”神機”の”起動者”であるリィン少佐達がいるから、少佐達の足を引っ張っらない為にも今の内に可能な限り、機甲兵の操縦を磨いておかないとな。)
ゼルギウスの言葉に敬礼をした後に小声で呟いたミュゼの言葉にアルティナと共に頷いたクルトは真剣な表情で機甲兵達を見つめた。
その後機甲兵についての講習を受けたリィン達は早速演習を行い、機甲兵を操縦する担当を決めた結果リィン隊にそれぞれ2機ずつ配備されたシュピーゲルS、ヘクトル弐型、ケストレルβと3機配備されたドラッケンUの内、シュピーゲルの一機はクルトが、ヘクトルの一機はフォルデが、そしてケストレルの一機はステラとミュゼが状況に応じて交代で担当する事になり、残りの機体はそれぞれの機甲兵に適性がある部下達が
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