蒼紅:第三十五話 楽園
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りにGVが空中ジャンプで本体のガレトクローネに距離を詰めると詠唱を開始した。
「迸れ!蒼き雷霆よ!!掲げし威信が集うは切先!夜天を拓く雷刃極点!齎す栄光、聖剣を超えて!!グロリアスストライザー!!!」
「ぐあああああ!!?」
ガレトクローネのボディにスパークカリバーを上回る破壊力を誇る聖剣が炸裂する。
耐久限界を迎えたガレトクローネから爆発が起き、それによりグラントルタのボディからも爆発が起き始める。
「熱い…!俺が…焼かれる……!?」
爆発の熱に身を焼かれながらアスロックは自身の敗北を信じることは出来なかった。
「だが…俺の役目は果たした…謡精の宝剣が完成するまでの時間稼ぎはな…!貴様らには…パンテーラは止められん…!全ては甘美なる理想郷のため…!!ぐおおおおおお!!!」
しかし最低限の役割は果たせたアスロックは壮絶な笑みを浮かべながら爆発に飲まれ、2人はグラントルタの爆発に巻き込まれないように疲弊した体を叱咤して離脱しながらアスロックの不吉な言葉に表情を歪めるのであった。
「ふう…」
「何とか…助かったようだね…」
「奴は…最期に妙なことを言っていたな…謡精の宝剣…か…」
「やっぱりシアンを使って何かするつもりなんだ。急ごう兄さん」
「少し落ち着け、連戦で消耗しているんだ。このまま行っても返り討ちにされるのがオチだ」
GVの焦る気持ちは分かるものの、消耗している状態で残りの敵を相手にするのはキツいので少しの休息を取ることにしたのであった。
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