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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第三十四話 敵地
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シだろう」

前回の皇神との戦いで戦ったマンティスレギオンのミサイルにはビームが内臓されており、雷撃鱗で防いでもビームは雷撃鱗を無効化してくるので厄介だったが、このプラズマレギオンのミサイルにはビームが内臓されていないために勢いを減衰させられるだけマシだろう。

もしビームが内蔵されていてもガードヴォルトで防げるのだが。

回避している間にシールドが再展開され、再びシールドを破壊しなければならなくなる。

「霆龍玉!!」

「メテオスパーク!!」

雷撃の玉と雷撃の雨がシールドを破砕する。

しかし、プラズマレギオンは既に次の攻撃に移行しており、2人にレーザーを放つ。

不意を突かれた2人はまともに受けてしまい、カゲロウを使わされる。

「なるほど…最新型だけあって火力は前世代型や未完成品とは桁が違うな」

レーザーの威力にソウは表情を歪めた。

カゲロウがあるからこそ攻撃は透かせたが、直撃を受ければかなりのダメージを受けただろう。

「だけど、これで大方の攻撃はしたはず。レーザーにさえ気を付ければどうと言うことはない!」

雷撃鱗を展開している間にレーザーが撃たれないように注意しながらGVは再び雷撃を繰り出す。

ソウも斬?を浴びせてダメージを蓄積させていくと、プラズマレギオンの動きに変化が起こる。

『SET AR FORMATION.OPEN BODY CATCHER STANDBY…DONE. [DG RASER]』

機械音声が響き渡り、次の瞬間には上半身と下半身に相当する部分が分離して2人に襲い掛かる。

「「(速い…!)」」

高速で動き回る上半身と下半身のスピードにソウもGVもついていけずにカゲロウを使わされ、オーバーヒート中に上半身の突撃をまともに受けてしまい、吹き飛ばされてしまう。

そして合体し、とどめとばかりにレーザーが放たれ、レーザーが着弾するのと同時に砂埃が舞う。

レーザー発射後に再びシールドが展開されたが、砂埃から2人が飛び出した。

「くっ、まだ終わっていないぞ!迸れ!紅き雷霆よ!閃くは破滅の雷光!紅雷の刃よ、敵を斬り裂け!!ギガヴォルトセイバー!!」

「迸れ!蒼き雷霆よ!天体の如く揺蕩え雷!是に到る総てを打ち払わん!!ライトニングスフィア!!」

ソウが強烈な雷刃波を放ってシールドごとプラズマレギオンを斬り裂き、GVが残る力を使って蒼の雷球を直撃させる。

許容範囲を大きく超えたダメージによってプラズマレギオンの全体に亀裂が走り、直後に大爆発を起こす。

「撃破完了…」

『エデンの奴ら、こんな物を持ち出してくるなんて…』

GVの報告を聞きながら、シャオはプラズマレギオンの残骸を見て呟く。

「それだけ向こう
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