蒼紅:第三十四話 敵地
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やエデンの兵士が立ち塞がるが、返り討ちにしながら先に進む。
奥にあるゲートモノリスを発見し、それを破壊して先に進んでいく。
2人の様子は当然エデン側も把握しており、パンテーラとテンジアンが2人の様子を見ていた。
「やはり来たようだね。ソウとその弟…ガンヴォルト…」
「彼らに奪われたミラーピース、必ず取り戻さなければいけません。彼らの手に掛かり、散っていった同志達のためにも…」
「………そうだね…アスロックとテセオがアレを送り出してくれた。流石の奴らもアレを相手にしてはただでは済まない」
アスロックとテセオの能力で強化されたあの兵器を相手にすれば流石の雷霆兄弟もただでは済まないはずだ。
「そう…ですね…これ以上の犠牲は出したくありません……出来ることならここで彼らを止められれば良いのですが…」
残ったG7であるアスロックとテセオ、テンジアンはG7の中でも上位に位置する実力者だが、相手がGVとソウでは勝てるかどうか分からない。
例えテンジアンやアスロック達が最初から全力で挑んだとしてもある程度、手の内が知られている状態なのだから。
複雑そうにパンテーラはこの場を後にした。
ジャンプで次の足場に移動しつつ、兵士やメカを撃破しながら進むとベルトコンベアの足場が奥に見える。
『足を取られて、穴底に落とされないよう気をつけてよ?一発アウトなんだからね?』
「分かっている…」
攻撃してくるメカにはアメノサカホコでも見た2人を強制的にオーバーヒートさせる厄介な物も存在する。
「あのメカの弾を受けるとEPエネルギーの残量に関わらずにオーバーヒートしてしまうことになる。気を付けろGV」
「了解」
メカの攻撃を回避しながら進んでコンベアエリアを抜ける。
「エデンはシアンの力を奪って、一体何を企んでいるんだ…?」
『どうせ奴らのことだから、ろくでもないことに決まっているよ』
「俺としてはシアンはまだ理解出来るが、あの無能力者の関係者の小娘を再び拐ったことが引っ掛かる。以前シアンがあの小娘に怯えていたことと言い…あの小娘は一体何だ…?アスロックが小娘を無能力者ではないと言っていたことが気になる…何かシアンと縁のある存在なのか?なら、何故奴は無能力者ではないあの小娘を守ろうとする?…分からんな…」
「………僕は……初めて彼女を見た時…どこかシアンに似ているような気がしたんだ…」
疑問に表情を顰めるソウに、GVは初めてミチルを見た時の印象を思い出す。
「シアンにか?…気のせいだろう?あの屑の関係者ならばあの小娘もどうせろくでもない奴に決まっている」
「…そういう決めつけは良くないと思うよ兄さん?」
「あれの印象が悪すぎるんでな。身の回りの奴
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