蒼紅:第三十四話 敵地
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功した」
『その施設のデータはないんだ…慎重にね』
シャオに注意をするように促され、ソウとGVは立ち塞がるエデンの兵士を返り討ちにしながら進む。
すると皇神の施設で良く見たシャッターがある。
「これなら、閉じる前にダッシュで駆け抜けられる!」
このタイプのシャッターはもう何度も見ているので、閉じるタイミングも把握しているためにダッシュでシャッターを駆け抜ける。
「ここに俺達が仕留め損ねたG7も集結している…気を付けろGV、俺達の対策をしていないとも限らないぞ?」
「分かってるよ兄さん」
ここにはGV達が仕留め損ねたテンジアン、テセオ、アスロックがいるはず。
自分達の手の内をある程度知られたために、最初の戦いより戦いにくくなるはずだ。
それは向こうも同じだろうが。
シャッターを潜って部屋に入ると、ロックと同時にエデンの兵士が姿を現す。
「「(これは…罠か!)」」
「全ては同志パンテーラの御心のままに…お前達はいずれ楽園へと至る我らの姿を、指を咥えて眺めていろ!」
武装を構えて襲ってくる兵士とメカ群だが、いくら不意を突かれたとは言え、今更ポーンとメカに遅れを取るはずもない。
GVが避雷針からの雷撃、ソウが距離を詰めて雷撃刃で斬り払いながら先に進んでいく。
『2人共、無事だね?まだ先は長そうだ…ピンチの時は回復スキルを忘れないようにね』
「回復スキル…リヴァイヴヴォルトがあるが…使うタイミングを考えないといかんな…」
ヒーリングヴォルトのように使い勝手の良いサポートスキルがないソウからすれば使うタイミングを考えなければならない。
だが、まだ体力には余裕があるので使う必要はないので途中のトゲが敷かれた地形を雷撃鱗のホバリングでかわしながら移動する。
「今の地形は…」
『流石、敵の本拠地…警備も厳重なようだね』
「この要塞のデザインをした奴の“悪意”が感じられるな…」
先に進んで行き止まりに差し掛かり、キッククライミングで壁を登っていき、次のトゲ地帯はリフターに乗って移動する。
『どこもかしこも罠だらけだ…』
「罠のない要塞などあるわけがないだろう」
「これくらいなら問題はないよ」
今はシアンとモルフォの歌の加護はなく、追い詰められた際に発動するソングオブディーヴァもあまり期待出来ない。
故にサポートスキルを上手く使うことが鍵となる。
再びリフターのあるトゲ地帯に出て、迎撃してくるメカを破壊しながらリフターに乗り込む。
「またこの仕掛けか…トゲを仕掛ければ良いと思っているのかこいつらは…」
「兄さん?」
「いや、何でもない…気にするな」
登り切り、先に進むと大型と小型のメカ
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