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おっちょこちょいのかよちゃん
21 大日本帝国の復活
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じ発言をしていた事を思い出した。
「何を言ってるんだい?そのやり方は多くの人を犠牲にしてきたんだ!そんな事でいい日本になる筈がないじゃないか!」
 長山が反論する。
「減らず口だな!折角いい知恵を沢山持ってるから仲間に従ったのによ!」
「僕は君のような人間の為に動くなんてできないし、そうしようとも思わないぞ!」
「皆、こいつらは長山君をさらうのが目当てだよ!」
 かよ子が口を挟み、皆に忠告した。
「そうだったな、こんな話を聞いている場合じゃなかったぜ!」
 皆は我に帰り、戦闘を再開した。
「皆、あのオリガって女性は相手を一瞬で殺せる能力がある。下手すれば全滅してしまう!」
「ああ、やられないようにしないと!すみ子、お前の銃で防御が張れるよな!」
「うん・・・!!」
 すみ子は地面に銃を撃った。
「無駄だ、俺の認識術で無効にしてやる!」
 丸岡は自分が考えた通りに認識する事でそれを現実にさせる能力を会得している。例えば、相手から見て自分をカッコいいと認識させるよう頭の中で考えれば周囲は丸岡をカッコいい二枚目の男性と思え、一羽の鳩を周囲が鶏と認識させるように思い浮かべればその鳩は周囲の人々には空を飛ぶ不思議な鶏と見える、といったものだ。また、それだけではなく、自分自身の意のままに認識する事も可能である。
「オリガ、これで消せるぞ!」
「分かったわ」
 しかし、石松が邪魔に入る。
「させぬ!」
 石松がオリガに刀を向けて妨害する。
「山田かよ子。某の刀の力を借りよ!」
「う、うん!」
 かよ子は石松の刀に杖を向けた。かよ子の杖が刀に変わる。
「この男にかかれ!」
「わ、分かった!!」
 かよ子は兎に角石松の言葉に従うことにした。
「させるか!」
 丸岡はかよ子に向けて発砲する。その時、ブー太郎が水の石の力を行使して丸山を水圧で押し流した。かよ子は構わず刀を丸岡に振り下ろす。だが、丸岡を斬る事ができない。
「・・・え?」
「悪いが俺は『認識』だけではなく『矛盾』についての術も会得している。つまり本当なら俺は刀で斬られるが、頭の中で矛盾を作り出す事によってお前の刀は俺を斬る事ができないようにする事ができる。簡単に言えばできる事をできなくさせるという事だ」
 かよ子は丸岡のあまりにも反則的な能力に何も言えなかった。
「杉山、何だ、アイツの能力?」
「ああ、あまりにもふざけすぎているぜ」
「大野君、杉山君!オイラとさくらであの男を止めるブー!」
「私も手伝うよ・・・!」
「ありがとう、すみ子ちゃん!」
「分かった、俺達は女の方を何とかする!」
「大野、杉山、俺達も手伝うぜ!」
「ああ、サンキュー!」
 山口と川村は大野杉山に加勢した。
「ヤス太郎、お前はすみ子達を手伝え!」
 川村はヤス太郎
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