21 大日本帝国の復活
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
長山は山口達に聞く。
「き、君達は?」
長山の質問に山口が答える。
「ああ、俺達は隣町の学校にすむもんだ。大野や杉山達と協力して異変の起きる場所を探していたんだよ」
「そうだったのか。それにしても君達もどうやら『この世のものじゃない能力』を持っているね」
「ああ、そうだよ。鋭いな」
「まあね。でも、あの男はどうも僕を狙ってるんだ。それにあの女性の方は真正面から狙っても防がれる。それに相手の体を簡単にバラバラにして殺す事もできるんだ」
「何だって!?嫌な敵だな」
「まあ、兎に角こっちは大勢いるんだ。総力戦と行こうぜ!」
川村は案じた。
「あ、かよちゃんも助けなきゃ・・・!!」
すみ子は河川敷にいるかよ子の姿を見た。かよ子は丸岡と対峙している状態である。丸岡に対して石松が刀を振りかざす。丸岡は何とか避けた。
「ふん!」
(こいつも『簡単に倒せる敵』と設定しないと・・・!!)
丸山はそう認識するよう設定し、発砲した。だが、それを見たすみ子も己の銃でかよ子と石松の周囲にバリアを張った。
「何っ!?くそ、オリガ、あいつら纏めてやれ!」
「了解!」
オリガはその場にいる小学生達を諸共抹殺しようとした。だが、今度は石松が切り込みにかかり、できなかった。
「面倒くさい事になったわね・・・」
「ああ、何とか上手くやれればな」
三河口と北勢田は異変の現場へと向かう。そして到着した。
「あそこだな、ん!?」
三河口はその場に自分が知る女子がいた事に気づいた。
(かよちゃん!!大野君や杉山君達も。濃藤の妹とその友達もいるぞ!)
「あいつらは一体何なんだ!?」
「おそらくこの日本を変えようと考えてる奴らだろう。今無理に出ると返り討ちに合うかもしれん。様子を見よう」
「何だと!ウチの近所の子もいるんだぞ!それに子供に対して相手は大人だ!」
「ああ、俺が住む家の隣に住む子もいるし、濃藤の妹もいるさ。だが、そのウチの隣に住む子も不思議な力を持ってるし、その子も前に異世界からの敵を倒している。さらにヤバくなったら俺達が出ればいい」
「わ、わかった!」
北勢田は三河口が嘘を付いているようには聞こえなかったので一応は従う事にした。
「お前ら、一体何しに清水に来たんだ!そして目的は何なんだ!?」
大野が丸岡とオリガに質問した。
「それはこの日本を変える為さ。今の状態では非常に弱くなっちまっているからな」
丸岡が答えた。
「つまり、戦争中の日本に戻すって事かい?」
長山が更に質問する。
「そうだ、昔のような他所の領土を物にできる軍事力のある大日本帝国を復活させるのだ!」
(こいつ、前にアレクサンドルとアンナと同じ事を言ってやがる!!)
杉山も大野も以前学校を襲った兄妹と同
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ