蒼紅:第三十一話 凍結
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ッシュでもGVのダッシュよりも速いソウの機動力からは逃れられない。
それ以前にマッハダッシュであっさりと距離を詰められてしまう。
「逃がさんぞ」
後少しで制御系統が正常化する直前にマッハダッシュで距離を詰められて雷撃鱗でクラッキングされる。
「ぐっ!」
「機械が電子技術を制御・制圧する電子系統の能力に勝てるわけがないだろう。馬鹿が」
そのままアキュラの首を掴むと壁に叩き付け、そのまま雷撃鱗を展開しながら銃をアキュラに向け、ショットを零距離で連射する。
「ぐわああああ!?」
絶え間ない雷撃鱗とショット攻撃による激痛にアキュラは悲鳴を上げるが、鬱陶しそうに首を掴んでいた手を離して口を強引に塞ぐ。
「俺に挑む時点で死は覚悟していたろう?喚くな」
雷撃鱗を限界まで展開しながらショットを撃ち続け、アキュラの体から力が抜けたことを確認すると、興味を失ったソウはアキュラを上空に放り投げ、最後にチャージショットを叩き込んで吹き飛ばした。
「ふん、大人しく隠れていれば痛い目に遭わずに済んだものを、馬鹿め…さて、ガラクタからミラーピースを……逃げたか…まあいい、ガラクタの力などたかが知れている…こいつにとどめを刺す時間も惜しい。今はガラクタとこいつよりもテンジアンを優先すべきか」
ロロへの興味も失ったソウは即座にロロのミラーピースからテンジアンにターゲットを切り替え、先に進み始めた。
そしてソウがこの場を去ったのと同時にロロが飛び出し、アキュラの傍に寄ると…緑色のショートカットと不死鳥の翼、そして“真紅の瞳”が特徴の少女の姿に変わった。
『リミッターカット!フルドライブ!!立ち上がってアキュラ君!』
これはモルフォの力が込められたミラーピースとロロの第七波動誘因子スキャニング機能が偶発的に噛み合い、発生した現象なのだ。
アキュラはロロのソングオブディーヴァによりヴァイスティーガーの性能が向上し、大幅に強化されたヒーリングの機能で復活して立ち上がった。
『アキュラ君、大丈夫!?』
「ああ、ロロ…助かったぞ…奴め…どこまで俺を侮辱すれば…!絶対に逃がさんぞ…!!」
とどめを刺さずに放置すると言うことはアキュラを脅威とは見なしていないということ。
自分をどこまでも見下すソウに屈辱でアキュラは表情を歪めた。
そしてソウを追跡するが、それが結果としてアキュラを地獄の底に叩き落とす事態を引き起こすことになるとは知らず。
アキュラを蹴散らしたソウは力をチャージ速度の短縮とショットの強化のみ残し、残りは機動力に力を回して強化したマッハダッシュとホバリングを駆使して一気に進んでいく。
「やはり来たか、ソウ。これは選別だ」
当然、ソウの侵入はテンジアンに既
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