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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第三十一話 凍結
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と、興味を失ったソウはアキュラを放り投げ、最後にチャージショットを叩き込んで吹き飛ばした。

「ふん、大人しく隠れていれば痛い目に遭わずに済んだものを、馬鹿め…さて、ガラクタからミラーピースを……逃げたか…まあいい、ガラクタの力などたかが知れている…こいつにとどめを刺す時間も惜しい。今はガラクタとこいつよりもテンジアンを優先すべきか」

ロロへの興味も失ったソウは即座にロロのミラーピースからテンジアンにターゲットを切り替え、先に進み始めた。

そしてソウがこの場を去ったのと同時にロロが飛び出し、アキュラの傍に寄ると…少女の姿に変わった。

『リミッターカット!フルドライブ!!立ち上がってアキュラ君!』

これはモルフォの力が込められたミラーピースとロロの第七波動誘因子スキャニング機能が偶発的に噛み合い、発生した現象なのだ。

アキュラはロロのソングオブディーヴァによりヴァイスティーガーの性能が向上し、大幅に強化されたヒーリングの機能で復活して立ち上がった。

『アキュラ君、大丈夫!?』

「ああ、ロロ…助かったぞ…奴め…どこまで俺を侮辱すれば…!絶対に逃がさんぞ…!!」

とどめを刺さずに放置すると言うことはアキュラを脅威とは見なしていないということ。

自分をどこまでも見下すソウに屈辱でアキュラは表情を歪めた。

そしてソウを追跡するが、それが結果としてアキュラを地獄の底に叩き落とす事態を引き起こすことになるとは知らず。

アキュラを蹴散らしたソウはマッハダッシュとホバリングを駆使して一気に進んでいく。

「やはり来たか、ソウ。これは選別だ」

当然、ソウの侵入はテンジアンに既に知られており、テンジアンが第七波動の力をソウのいる場所に発生させる。

「奴の第七波動か…!だが、無駄だぞテンジアン…俺の紅き雷霆の第七波動を舐めるな…!!」

EPエネルギーの残量に気を配りながらマッハダッシュとジャンプ、ホバリングを駆使して先に進むと更に凍結範囲が広がる。

『また凍った!』

「ふん、この程度の氷では俺の足止めにもならん…心配無用だシアン」

シアンの叫びにソウは冷静に答えると道を塞ぐメカを薙ぎ倒しながら先に進むと広い部屋に出る。

すると、シャッターが閉じてメカが現れる。

「いい加減見飽きてきたぞ!」

『頑張ってソウ!』

『負けないでねお兄さん!』

『まずいと感じたらサイレンを壊すのも手だよ!』

「今更やられるものか…メテオスパーク!!」

襲い掛かる機械群を降り注ぐ雷撃弾の雨で破壊していくとトラップが停止し、シャッターが開いた。

『凍結の第七波動…宝剣が未完成の時とは言え、以前戦った時はここまで強力じゃなかったはずなのに…』

「皇神
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