蒼紅:第三十一話 凍結
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駄に金を使っているようなホテルだな」
『まあ、権力者や著名人御用達のホテルだしね…取り敢えず先に進んで…』
『待って、ソウ!テンジアン以外のアタシの力を持った奴が来るわ!』
「何?…貴様は…」
後ろを振り返るとそこにはロロを伴ったアキュラがいた。
「…ふん、屑とガラクタが此処に何の用だ?部外者はさっさとミラーピースを渡してさっさと消えろ。そうすれば今回だけは特別に見逃してやろう」
『ガ、ガラクタ…!相っ変わらずムカつくー!』
「以前の俺だと思うなソウ…今度こそ貴様の息の根を止めてやる」
「…以前のアメノウキハシでの戦いを忘れたか?愚かな無能力者様は自分に都合の悪い部分を忘れるのに長けていると見える…まあいい、いい加減目障りだ。貴様にはここで消えてもらうとしよう」
銃を構え、銃口に雷撃刃を発現させるとアキュラも銃を向けた。
アキュラのブリッツダッシュとソウのマッハダッシュによる超高速戦闘が行われる。
「「はあっ!!」」
ソウのチャージセイバーをアキュラは腕を受け止めることで防ぎ、そしてアキュラも銃を向けてフォトンレーザーを発射する。
しかし、ソウもすぐに距離を取って回避する。
無言の激突が僅かな時間で何度も繰り広げられる。
「ふん、少しはマシな動きをするようになったな。本当に少しだけだが…な…貴様程度、カゲロウに頼るまでもない」
ペンダントの機能をOFFにし、カゲロウが使用不可の状態にする。
「貴様…!その驕り…俺が討滅する!」
『いけー!やっちゃえー!アキュラ君!!』
「滅べ!」
アキュラの銃から放たれたフォトンレーザーをソウは紅き雷霆の身体強化による動体視力とダッシュとジャンプを駆使して危なげなく回避していく。
「そんな遅い銃撃が当たると思うか?馬鹿め」
「(前回の戦闘データを解析し、更に奴の成長を考慮していると言うのに何故当たらない!?奴の成長が俺の想定を遥かに越えているというのか?能力者(化け物)め!)」
「俺は無能力者は嫌いだが、貴様のような救いようがない馬鹿が特に嫌いだ。今なら痛みも苦しみもなく消してやる。大人しく死を受け入れろ屑が」
「ほざけ…消えるのは貴様だ…!」
「立場と言うものを教えてやろう無能力者。貴様がどれほど努力を重ねようと、俺と貴様との間にある絶対的な実力差を覆すことなど不可能だ。曲がりなりにも知的生命体の人間であるにも関わらず相手との実力差を理解出来んとは哀れなものだな」
「能力者(化け物)が人間を語るな…!貴様のような悪鬼が人間を名乗るなど全人類への冒涜だ…!」
「この現状が貴様のような無能力者(屑)の無知さが起こしたことにも気付かない阿呆が何を抜かす…!」
攻
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