暁 〜小説投稿サイト〜
蒼と紅の雷霆
爪編:トークルームW
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りたいの?彼に、何をしたいの?」

「シアンさん…。私は、GVを支えてあげたいです。シアンさんと2人で…」

「私と…?」

「私はシアンさんのようにGVに歌を届けて支えることは出来ません。ですか、GVが帰るべき場所を守ることは出来ると…思う…思いたいんです。2人でなら、私達の想うあの人を支えていける…そう、出来たらなって」

「…そう、なんだ」

…………シアンに、オウカで2人で話がしたいと言われ、扉の向こう側で待機していたが…2人の会話は、殆ど聞こえていた。

シアンはどういうつもりでオウカにこんな話をしたんだろう…。

「…もしかしたら、覚悟をしているのかもしれんな」

「覚悟?」

「何せ、モルフォの力は完全に戻っていない。今は平気でもシアンの体にどんな影響があるか分からん。宝剣に能力因子を移植するケースはあるが、こういう形で奪われたケースなど例がないからな」

「……シアン…」

(シアンは焦りを感じた)


《ジグソーパズル》


オウカがジグソーパズルと格闘していた。

3000ピースはありそうだ…かなり大きい。

「それ、どうしたの?」

「今、学校でちょっとしたジグソーブームなんです。私もやってみたんですが案外楽しくって、自分でも買ってみちゃいました」

「…でもこの大きさ、初心者向けじゃないよね」

「挑戦しがいがあって俄然楽しいです。GVとソウさんも一緒にやりません?」

「良いの?1人で組み立ててたんじゃ…」

「GVとソウさんと一緒に組み立てたほうが絶対に楽しいですから」

「俺は………いや、折角だ。やってみるとしよう」

僕と兄さんは半ばオウカに引き摺られるようにして一緒にパズルを組み立てていく。

…確かに、ピースがはまって、少しずつ絵が完成していくのは、なかなか楽しいかも…。

兄さんも人生で初めてのパズルだからか慎重にピースを選んでいる。

「完成したらお部屋に飾りましょう」

「待てオウカ、額はあるのか?」

「はい、バッチリ買ってあります」

「用意周到だね…」

「お、はまったぞ…」

「お兄さんとGV…楽しそう…」

『じゃあシアンも混ざればいいじゃない』

(シアンは焦りを感じた)


《エプロンをプレゼント》


「オウカ、何時もありがとう…これ、受け取ってくれるかな」

そうやって僕は、以前オウカが欲しいと言っていたエプロンを手渡した。

「わあ、ありがとうございます。とっても嬉しいです!あの…早速着てみてもいいですか…?」

「構わないよ」

オウカはエプロンを着用すると、僕の前でくるりと一回転……。

「どうでしょうか?」

エプロンは品のあ
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