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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP005《真紅の花よ、開け》
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しまった手前、サレンダーをするわけにはいかない。それに……
「負け戦だとしても、最後まで戦ってみせる! それが、今の俺に出来る唯一の正義だ!」
これから入るのは、俺の人生で最期のドローフェイズ―――!
「ラストマイターン、ドロー!」
Turn.8 Player/Ren Kazami
1st/Sakura Yagami
LP/8300 HAND/0
2nd-B/Ren Kazami
LP/ 400 HAND/1→2
最後に引いたカードを確認して、俺は―――――
― ― ― ― ― ― ― ―
「……なるほどね。それで蓮は死亡フラグを立てつつ私を呼んだ、と……」
未だ泣き続けているアイシアを抱きしめつつ、私は今何が起きているかを整理……うん、出来ない。深い悲しみに包まれているアイシアを優しく抱きしめることしか、今の私にはできなかった。
「安心しなさい。こういうときに限って、いっつも蓮は一転攻勢やってるから。そうね、今はもうとどめ刺してるころじゃない?」
「そうなの? でも……っ」
「私がどれだけ蓮の姉をやってると思ってるの? この程度、姿を見なくてもわかるわよ」
「……蓮くんの、お姉ちゃん………」
今の私の言葉を聞いてか、アイシアがようやく泣き止んでくれた。
「……わかった。私、蓮くんを信じる」
「ええ、そうしなさい」
よかった、なんとか説得できたみたいね……。
「……あれ、アイシアさん?」
……っと、ちょうどいいタイミングでゆみなも探索から戻ってきた。
「闇のゲームの位置がわかったわ。今屋上で蓮が迎え撃っているところよ」
「風見君が!?」
「ええ。今アイシアが伝えに来て……ゆみな?」
待て、何故ゆみなはその
決闘展装
(
デュエル・トランサー
)
を展開してるの!?
「先輩は先に屋上へ向かってください!
彼女
(
にせもの
)
はここで止めます!」
「「偽者!?」」
ゆみなの言葉に驚きを隠せな……いや、アイシアが一番驚いてるわね。まさか自分が偽者呼ばわりされるとは思わなかったでしょう。
「了解。ゆみな、任せたわ」
「沙耶ちゃんまで!?」
「ごめんアイシア。確かにあんた、客観的に見ればどう考えても偽者らしき行動とってるわ」
カウンター罠《掌返し》を発動した私の追い討ちに、彼女がまた目に涙を浮かべていた。今度は別の理由でだけど。
……数秒の沈黙の末、アイシアの口から辛うじて放たれた言葉は。
「……ああ、言われてみれば!?」
……うん、こいつ本物だ。いろんな意味で。
だが、どのみちゆみなはアイシアを裁くだろう。ここにいてもやることないし、私は空気を読んでこの
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