第百七十八話
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第百七十八話 スペイン料理には
アヒージョとサラダ、そしてパエリアを前にした今田先生は向かい側の席にいるこのメニューwk作った今日子先生に言った。
「どれも大蒜が沢山入っているわね」
「見てわかる位よね」
「そうよね、じゃあね」
「一緒に食べましょう、ただ」
今度は今日子先生から言ってきた。
「これだけでは駄目でしょ」
「あら、わかるのね」
「こうしたお料理を食べるとなると」
「お酒が欲しくなるわね」
「それも赤ワインね」
このワインがというのだ。
「欲しくなるわね」
「ええ、確かにね」
笑顔でだ、今田先生も答えた。
「私それを言おうと思っていたけれど」
「ワインを飲めるなら」
それならとだ、今日子先生は今田先生に答えた。
「大丈夫よ、それでね」
「飲んでもいいのね」
「ええ、沢山飲んで」
そしてというのだ。
「今日はゆっくり寝てね」
「それでいいわよね」
「そう、そして」
それにと言うのだった、今日子先生も。
「明日の朝二日酔いでもね」
「お風呂に入って」
「それですっきりすればいいし」
「今夜は沢山飲んでいいのね」
「もう香織ちゃんお風呂入ったわよね」
「くつろげたわ」
これが今田先生の返答だった。
「身体も奇麗になったし」
「ローズの香りがするけれど」
「香水付けたから」
お風呂に入った後でというのだ。
「だからよ」
「そうよね、じゃあね」
「今から大蒜を沢山食べて」
「そしてワインも沢山飲んでね」
「じっくり寝ればいいわね」
「二日酔いになっても」
それでもというのだ。
「私もそうするけれど」
「お風呂に入ればいいわね」
「ええ、そうしましょう」
二人でこう話してだった。
二人で赤ワインも開けてそうしてアヒージョやパエリアを食べはじめた、するとワインがどんどん進んだ。
第百七十八話 完
2019・7・18
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