T La bambina da I'ARIA…
第003弾 その後新学期の朝
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なんとかアリアを対処して全力で逃げてきた私。
そしてその後の教務科の報告からの始業式出席。
始業式が終わって新しいクラスである2年A組の教室の自分の席で見事に死にかけていた。つまりは超疲労困憊状態である。
私に宿る瑠璃も同様の状態だった。
それもそうだろう。何故なら、持続限界で能力回復の為に休眠していた所を無理矢理叩き起されて再度能力を行使したのだから。それもあって、今はかなりの不機嫌な状態で休眠中である。
私が机で死にかけていると、同じクラスの女子生徒が話しかけてきた。
彼女の名は峰理子。探偵科所属でランクはA。
高ランクでありながらも探偵科No.1のバカ女。
そんな「バカ」と悪名高い彼女が高ランクであるのは情報収集力の高さにある。
情報科所属でもある適わない程だ。
私的に改造した制服(本人曰く、スィート・ロリータと言うらしい)が特徴的だ。
これは私の勘だが、その制服にはなんかパラシュートでも仕込まれてそうな感じはする。
理子のどこがいいのか私にはさっぱり知らないがファンクラブもいるらしい。
私が理子と知り合ったのは、4対4戦にて同じ班で組んだからである。
あの時は同じく、班を組んだ綾瀬悠季、三嶋絢香と共に史上最速の時間で勝利し、伝説になったりもした。
それ以降、なんだかんだで友人となった。
「なゆなゆ・・・・・えっと、大丈夫?」
「理子は私のこれが大丈夫に見えんの?」
私は疲労による不機嫌さマシマシで答える。
「うん。少なくとも理子の目にはそう見えない。一体どうしたの?!」
理子はえらく驚愕した表情を見せ、此方に問いかけてきた。
「結果を端的に言うとさっきの事件で限界超えた」
「『さっきの事件』ってグラウンドと体育倉庫で起きた自転車爆破事件の事だよね?」
「そだよ・・・・」
「でも・・・報告書見る限り、なゆなゆが瑠璃神の能力使ったとしても限界超える事なんて無いとりこりん的には思うんだけど」
「1人で瑠璃の補正もなしに全部で86台のUZIつきセグウェイの相手って無茶言わないでよ」
「だって・・・・なゆなゆってさ、補正抜きでも超偵・・・『超々能力者』の部類に入るじゃん」
「確かに私はG20叩き出してるけども、その分持続がもたないって」
「じゃあ・・・・どっちにしろるーりんの助け要るのか・・・・。でもさ・・・」
「今度は何よ・・・・・」
「るーりんの補正アリだとG22〜26まで高められるから、余計に限界超えるとか有り得ないと思うんだけど・・・・・」
「あー・・・うん。事件自体は限界超える事はなかったんだけどね・・・その事後で超えた」
「『事後』って何さ!?」
「言
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