第九話〜予兆〜
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めて、やがて口を開く。
「孫呉は朱才の策を採用する!」
「ははっ!」
江は臣下の礼をとり、跪く。
「甘寧!周泰!」
「「はっ!」」
「お前たちは直ちに部隊を編成せよ!先の策の通り、宛城内を混乱の極地へ誘え!」
「「御意!」」
「凌操!孫策!お前たちは1万5千の兵を以て宛城南門を攻めよ!作戦成功後は、東西の門より城内の敵勢力を宛城から追い出せ!」
「「応っ!」」
「朱才!黄蓋!」
「「はっ!」」
「お前たちは甘寧の火計成功後、弓兵部隊を率いて、東西門の前より火矢を射かけよ!城内を紅に染め上げよ!」
「応!」
「御心のままに」
「周瑜は自分の補佐を、残りの将は本隊に属し、策が成った後に宛城を襲撃、大将首を狙え!」
「ははっ!」
「作戦決行は明日の未明とする!各々しっかりと準備しておけ!」
天幕の中に桃蓮の凛とした声が響き渡る。
一通りの指示を出し終え、改めて江の献策を称賛する桃蓮に、他の将たちも同調し、尊敬と称賛の言葉や眼差しを送る。
ただ一人、憎しみと憤怒をその眼に湛えた者を除いて
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