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黄金バット 第二十八話 ナゾー博士仙台の空を覆う怪物体の編隊
第三章
[8]
前話
仙台青葉城の天守閣の最上階の屋根にです、あの笑い声が聞こえてきました。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「この声は!」
「この声はまさか!」
「黄金バット!」
「黄金バットが来てくれたのか!」
見ればその通りでした、青葉城のそこにです。
黄金バットがいました、両手を腰に置きマントをたなびかせて立っています。その黄金バットがです。
右手のステッキを掲げました、するとです。
UFO達が放った無数の光線をステッキの先の宝石、ダイアの様に輝くそれで受けました。それを見てです。
皆驚いてです、こう言いました。
「これは!?」
「黄金バットが光線を受け止めてくれたのか」
「仙台の街を破壊しょうとするそれを」
「それを受けてくれたのか」
「それならだ!」
「今のうちだ!」
「UFO達を攻撃するんだ!」
自衛隊の人達は即座にでした、黄金バットが光線を受け止めてくれた隙にです。これを好機と見てでした。
総攻撃を仕掛けました、そうして残っているUFO達を一掃しました。するとナゾー博士は画面で言うのでした。
「今回は私の負けだ、今は退こう」
「負けを認めるのか」
「今回のそれを」
「ならか」
「それで退くのか」
見ればその通りでした、ナゾ―博士は画面から消えてです。そうしてそのうえで仙台の空のUFOもいなくなり。
博士もいなくなって皆仙台に迫っていた危機が去ったことを実感しました、ですが仙台の街を救った黄金バットはです。
街の危機が去るとすぐに夜空に飛んで去ってしまいました、皆はその皆に言うのでした。
「今回も助けてもらったな」
「黄金バットに助けてもらったな」
「感謝しないとな」
「今回のことも」
「本当によかったよ」
「今回も有り難う」
「黄金バット有り難う」
自衛隊の人達も市民の人達も警察の人達もです、首相官邸にいた人達も宮城県の知事さんも皆黄金バットに心から感謝しました。そうして騒動の後始末にかかるのでした。
後でわかったことですが市長さんは危機が起こると自分だけ真っ先に仙台市から出て逃げていました、このことがわかって市長さんは徹底的に叩かれてリコールから辞任に追い込まれました。ですが危機に勇敢に立ち向かった人達は黄金バットと一緒に讃えられました、勇気のある人達として。
黄金バット第二十八話 完
2019・5・1
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