暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜サイバネット・テンペスト〜
プロローグ/吹き荒ぶ嵐
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。伏せカードを読んで勝負に出たのか?」
「ミラーフォースとは予想してなかったな。トルネード・バスターの素材効果でサイクロンを引いていなければ…サイバース・シンクロンでトランスコードを残せても、お前くらいのデュエリストならすぐに建て直されてこちらの負けだった」
「ミラーフォース以外のカードなら…は、あの布陣じゃ無理だな…俺の
魔法
(
マジック
)
の
筒
(
シリンダー
)
やエネミーコントローラーは対象設定カードだから、どの道、ひっくり返すのは難しいさ…攻撃力6500のクロック・ドラゴンがいたんじゃ…な」
餓狼が悔しげに言い放つ。だが、テンペストは首を横に振る。
「クロックとクアンタム2体揃ってあの鉄壁耐性だ…どちらかでも崩せれば、対象設定は出来るからな…どっちかだけだけども」
「どの道効果破壊しか無理だろ…クアンタムは手札バウンス、クロックは火力増強。俺のデッキじゃ、エネコンや筒くらいしか対処法がないな、あとミラフォ」
「餓狼……お前もう少しデッキ構成見直したらどうだ…」
餓狼の肩を軽く叩いて、嘆かわしい顔で言う。
「何おう!好きなカード入れて何が悪い!?」
「いや…悪くは無い…悪くはないんだ…。ただ…デッキを統一したり、主役にしたいカードをメインに組めば、俺くらいにはなる…」
「主役に使いたいカード?」
「……まぁ、俺の場合はコイツだな。デコード・トーカー」
エクストラデッキから取り出し、見せる黒い騎士。テンペストにとって原初とも言えるカード。
「俺はデコード・トーカーと共にここまで来た。お前もあるんじゃないか?お前のエースとも呼べるカードが」
テンペストが言うと、餓狼は少し考え込みそしてメインデッキからある一枚を出す。
「青眼の白龍…こいつかな?まぁ…今回出してやれなかったけど」
「なら、魂の相棒を出せるデッキを組めばいい。相棒は、必ずお前に応えてくれるさ」
餓狼の頭を叩き、背を向けてフィールドから降りていくテンペスト。
その日から、テンペスト____現実名:
南雲新城
(
なぐもあらし
)
は奇妙な出来事に巻き込まれていく……
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