暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜サイバネット・テンペスト〜
プロローグ/吹き荒ぶ嵐
[1/5]
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
「インフィニット・ストラトス」____通称「IS」。
十年前に日本を射程距離とする、ミサイルの配備されたすべての軍事基地コンピュータが一斉にハッキングされ、約2300発以上のミサイルが発射。日本に向けて放たれるが、それを謎のISが全て叩き落とし、それを捕獲、または破壊しようとした各国の軍事兵器の大半を無力化した事件を気に、世界は女尊男卑の世界が始まった。
ただ、一つ変わらなかったことは一つ、ほんの些細な事かもしれないが____中立なゲームが一つだけ存在していた。
____世界に普及している、唯一のゲーム「遊戯王」。
その世界大会が今、行われていた。
「テンペストにダイレクトアタックだ!ガイアセイバー!!」
馬に乗った電子の騎士が、テンペストと名乗るプレイヤーに差し迫る。
『プレイヤー・テンペスト、ライフは残り1900!このダイレクトアタックを食らえば、勝負が決まってしまうがー!?』
世界大会の解除がヒートアップしていくなか、テンペストは静かに墓地からカードを呼び覚ます。
「墓地のトラップカード、リコーデッド・アライブの効果!」
「な____!?」
電影の騎士ガイアセイバーを操る、黒髪のプレイヤーが身動ぐ。
「リコーデッド・アライブをゲームから除外し、除外されているコードトーカーリンクモンスターを、俺のメインモンスターゾーンに特殊召喚する!電影の騎士ガイアセイバーの前に立ち塞がれ!《デコード・トーカー》!!」
『ハァアアアアッ!!』
テンペストの声と共に、黒き穴から漆黒の騎士がガイアセイバーの前に現れる。
『プレイヤー・テンペスト、ここでまさかのリコーデッド・アライブゥウウウウ!!』
「だが、攻撃力はガイアセイバーのほうが上だ!!」
「甘いな、餓狼。デコード・トーカーはリンク先のモンスターの数、攻撃力を500アップするのを忘れたか!!パワー・インテグレーション!!」
「しまっ____!?」
『ォオオオオッ!!フンッ!!』
大剣を振り上げ、デコード・トーカーが吼える。それに畏怖したのか、ガイアセイバーの騎乗している電子の馬がその足を止める。
「っち…、バトルは終了だ、カードを伏せてターン終了…」
『プレイヤー・餓狼、ここは一伏せして逆転を狙う作戦に変えた!』
『…しかし、おそらく彼には勝てませんねぇこれ』
実況者の一人が唸りながら苦悶の顔をする。長年彼を見ていればこんな状況、ひっくり返せるとは言わんばかりの顔だ。
「俺のターン…スキルを発動するぜ」
テンペストが宣言する『スキル』発動に、右手が光る。
『よっしゃあ!テンペスト、嵐を巻き起こせぇ!!』
彼のみに聞こえる声を聞きながら、テンペストは高らかに宣言する!
「俺の
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ