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異能バトルは日常系のなかで 真伝《the origin》
第一部
第四章 異能バトル
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すねー、とりあえず時間通りに来てもう始まってます。女はあの時のJKが三人に新しいちびっ子が一人です。男は見当たらないっすねー」
「あー、男の方は気にしなくていい。使えないもやしだ。で?」
一番警戒すべきは白髪の水使い。
しかし白髪の女は水を使っていなかった。
「あの時の白髪っすけど水使ってないっすね」
「なに?」
「えーい!」
たわけたかけ声だがやってる事は恐ろしい。
波のような土砂が不良達に向かう。
今相手をさせてる不良は砂川さんの催眠で多少操っているものの中身はパンピーだ。
唖然としてる所を為す術なく飲み込まれる。
土砂が去ったらあら不思議。
飲み込まれた奴らは首まで埋まっている。
数人は既にやられた。
「白髪は土も操れるみたいっすね。でかい土石流を起こして相手を動けなくさせてます」
「……水に、土だと?」
「それに劣らないのがちびっ子。軍兵みたいなかっこしてふざけてるかと思いきや」
「……おい、あいつ」
「……ああ、あれならやれる」
白髪女にビビった不良は未だなにもせず突っ立っているちびっ子に狙いを定め近づく。
しかしそれを待ってましたといわんばかりに、ちびっこの側に大砲のような物が出現。
おれっちはもうその時点でヤバい気がしていたんだが、不良達はまだ状況を理解出来ていなかったようだ。
突っ込んでいった三人が大砲の直撃を食らった。
冗談抜きで人が五メートルくらい吹き飛んだ。
「え? 死んだっすか?」
隠れてるのも忘れて声が出た。
なによりも、それだけのことをしでかしてその子供は眉一つ動かさなかった。
「銃に手榴弾に砲台。兵器を主に扱ってます。死んでないのが不思議なくらいっすね。あれはやべー」
「……残りの二人は?」
「あとの二人は出口塞いでる六人とやりあってましたけどふつーに素手でのしてるっす。異能は分かりませんが一人は戦い慣れてます」
「……」
さすがに山崎さんも心中穏やかじゃないっすよねー。
「たかが女と思ってたが……。男こんだけ集めて返り討ちか、メンツ丸潰れだな」
セリフに反して、山崎さんは笑っていた。
「……勝てるっすかね?」
「まあ見てろ山下。砂川さんは策士だ。打てる手はまだいくつもある。あとどれくらい保つ?」
「逃げてるのが三人だけなんでもう保たないっすねー」
「分かった。段取り通りにいく。お前はそこを離れて持ち場に付け」
「了解っす」
そう言い、通話を切った。
「ああー、戦いたくねっす」
ただでさえ辛いし痛くてめんどーなのに今回の相手は女子
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