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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十五話
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ず口元を抑える。
ドクメント。
それはものの『情報』や『設計書』、つまりは『生』に関係している。
それが崩れそうな形を保っているという事は…少なからず、僕の『生』が関係しているんだろう。
そしてそれを不器用なりに深く考え、考え、考え尽くした結果、行き着く答えは――
『現実の世界の僕は、僕という存在はあの事故で―――』
「っ!!……止めよう……考えるのは…似合わないし」
行き着いた自分なりの『答え』を否定するように首を振ってそう呟いた。元々、この世界に来た時点で、現実の世界に帰れるかどうか、っていう思考は半分諦めてたし…。
「……よし、止めた。頭痛いし、ロックスやユーリの作ったお菓子食べて、寝よっと」
再び考える思考を止めて、ぐっと両手を空へと伸ばして呟くと、僕は食堂へと向かう事にした。
――現実の世界で、僕が…僕という存在がどうなっているかは分からない。
だけど……今、僕は此処で生きているんだ。
そう、僕は自分に言い聞かせ続けるのだった。
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