T La bambina da I'ARIA…
第002弾 遠山侍と瑠璃姫と・・・
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。凪優の方の銃弾のストックは?」
「大丈夫。まだ余裕あるわ。」
「OK。アタシ一人だとこのままじゃ火力負けするから、第二陣以降のバックアップをお願い。」
「了解。」
そう返事を返し、アリアの方を見やる。
今、アリアはキンジの顔に胸を押し付けたまま応戦している。
無論、そのアリア本人は射撃に集中しており、気づいていない。
ああ、これアウトだ。
アリアの胸の小さい膨らみでなってるな。キンジ。
そう、ヒステリアモードに・・・・。
「強い子だ。それだけでも上出来だよ。」
「は・・・・?」
いきなり口調がクールになったキンジにポカンとしているアリア。
気持ちはわからんでもない。
そして、ポカンとしているアリアをお姫様抱っこして倉庫の端まで運ぶ。
「ヒステリアモードになったんだね。キンジ。」
「そっちのお姫様のおかげでね。」
「そう・・・。」
ヒステリアモード・・・・・。
それは遠山家に遺伝する特異体質。
正式名称はHSS、ヒステリア・サヴァン・シンドロームといい、性的興奮を感じると思考力・判断力・反射神経などが通常の30倍にまで向上する。
その反面、魅力的な異性を演じて子孫を残す」 ことに由来してるため、「女性を高い知力と身体能力で守り女心を鷲掴みにするカッコいい男性」 になる。
この説明はあくまで「ノルマーレ」の方。
派生もあるらしく、それによって全部変わってくるらしい。
さて、私の方もなりますか・・・・。
「瑠璃」
「〈解放具合は?〉」
「第2段階・・・かな」
「〈んじゃ、タロットの方宜しく〉」
「来れ、力、戦車、死神」
発動させたタロットが眩い光を放ち、私の容姿が瑠璃色のロングヘアー、唐棣色の瞳に変化する。
先程の第1段階と違い瞳の色も変化している。
この状態だと瑠璃の能力を5割くらい引き出すことができる。
まぁ、さしずめ「第2段階」といったところだ。
「いくよ。キンジ。」
「おや。そっちも瑠璃姫になったのかい?」
「ホント、この姿をそう呼ぶのってアンタだけよね。」
「これは失礼。で、どうするんだい凪優?」
「無論、全制圧。但し、セグウェイ自体は破壊せずに。」
「これはまたハードル上げるね。狙いどころは?」
「セグウェイにあるスピーカーの下。そこにある後付けの制御チップ。」
「OK.。では、お掃除・・・いや、お片付けの時間だ。」
「そうね。スタート。」
私の発した言葉の合図にしたかのようにセグウェイは二手に分かれる。
キンジに7台。私に残りの26台。
「たまっちりしていってね!」
そんな合成音声と共に私に向かってくる。
そして一斉射撃。
全く、どんだけ警戒されてんの。
あと、さ
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