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緋弾のアリア ―瑠璃神に愛されし武偵―
T La bambina da I'ARIA…
第002弾 遠山侍と瑠璃姫と・・・
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さて、確かあの体育倉庫に突っ込んだはず。
音からして跳び箱の中だと思うんだけどな・・・・・。
そう思った私は体育倉庫に赴き、キンジとアリアの無事を確認しに行く。
「アリア、キンジ、だいじょb・・・・・(きゅぼんっ!)」
二人の様子を見た瞬間、急速に顔を真っ赤に染め・・・・・
「・・・・・・お邪魔しましたっ!おふたりはごゆっくりっ!」
ばたむっ!
そう言って、即座に扉を閉めた。
ワタシハナニモミテナイデスヨ?
「〈明らかに動揺してるやん。何を見たのさ?一体。〉」
「瑠璃には刺激強いと思うよ・・・・。うん。」
「〈その答えに納得する訳無いじゃん。私のほうが歳上なのに〉」
「それでもなのっ!」
「〈動揺しすぎ・・・・・凪優〉」
瑠璃の指摘に反論しようとする。
だが、もう内心は保ってられなかった。
そんな私が取る行動は唯一つ。
『ここは立ち去るが勝ち。』
そう思って戻ろ・・・「「ちょっと、待て(ちなさい)!!」」
・・・・なにか異論でも?
「「異論しかないわっ!!」」
ナニコレこのハモリよう。息ピッタシだな。あなた達。
「〈もうパートナー組んじゃえばいいんじゃね?こいつら〉」
偶然だな、瑠璃。私もそう思う。
「・・・・大体、跳び箱の中で馬乗りになっているあなた達を見て私は空気を読んだのだけど?」
「「だから、その前提から間違ってるんだよ!(のよっ!)」」
「はいはい、仲良し乙。」
「「人の話聞いてない。コイツ!」」
アリアとキンジの仲良しツッコミを華麗にスルーした私は何かを察した。
自分で言うのもアレだけど私の気配察知能力はもう人外レベルらしい。
それも武偵・傭兵等の戦闘職に就く人の気配察知能力のランキングでも第2位だってさ。
因みに世界最高峰、第1位の座は高天原ゆとり先生である。
あの人に敵う奴はそうそういないだろう。・・・シャーロック・ホームズを除いて。

・・・・・そんな事自慢してる場合じゃなかった。
早よ行動しないと瑠璃にどやされる。
「・・・・・!伏せて。」
「「え・・・・?」」
「早く!」
二人の頭を掴み跳び箱の影に伏せる私。
華奢な体躯のUZIから轟音と閃光を伴って射出された無数の銃弾は、右螺旋回転を維持して虚空を斬り裂いていく。
それらは宛ら、意志を持ったかのように存在を主張して累乗数的に撒かれる弾幕であり、同時に致死性の暴力であり──対象を穿つ為にしか目的を持たない、傀儡だった。
弾幕の被害に遭い傷つく備品。(さすが防弾仕様。壊れてない。)
「うっ!まだいたのね!」
そう言ってホルスターからガバメントを取り出し応戦するアリア。
先陣隊で襲撃してきた7台を完全破壊する。
「凪優、あと何台いるの?」
「あと、33台かな。さっきのは牽制用みたいだし。」
「そう
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