T La bambina da I'ARIA…
第001弾 空から降ってきた少女と瑠璃姫
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
NATO弾は自転車の爆弾めがけ飛んでいく。
NATO弾が爆弾の壁に一瞬触れたその時だった。
爆弾の圧力感知センサーが反応し、爆弾起動のカウントダウンが開始された。
そのカウントダウンは通常であれば5〜10秒位あるだろうが、この爆弾は違った。
カウントダウン開始1秒で爆弾は起動し、閃光・轟音・爆風に包まれた自転車は木っ端微塵になった。
勿論、「木っ端微塵」なのだから修復は不可能に限りなく近い。
修復よりも新しく購入した方が確実に安価で済むだろう。
間一髪助かったキンジとそれを助けたアリアは体育倉庫の方に吹っ飛んでいった。
さて、キンジ達と合流せねば。
そう思って、私はヘカートを仕舞った。
・・・・それと同時に違和感を感じた。
「ぬったりしていってね!!!」
振り向くと緊張感の欠片もないセリフと共に、現るUZI付きセグウェイ。
全部で60台くらいか。
明らか多いでしょ・・・・
なんでや。オーバーキルにも程がありすぎるわ。
あと、ここは新潟ではなく東京・お台場だ。
「〈突っ込みして現実逃避してる場合じゃないでしょ!来てるよ!!〉」
瑠璃に注意され、現実に戻される私。
ここで無抵抗だったら即お陀仏確定だ。
だが、そんなの真っ平御免。
だから、切り抜けてやろうじゃないの。
「瑠璃、少し能力使わせて貰うよ。――来れ、力」
私が力のタロットカードをカードホルダーから取り出し、発動させる。
すると、私の銀色の髪に瑠璃色のメッシュが入る。
この状態で自身に宿る瑠璃神の能力が使える状態の第1段階状態になり、
身体能力等が大幅に向上する。
能力を使う際は主人格が瑠璃になるが、この段階では主人格は私のままである。
「さて・・・・と、銃弾は温存しておきたいから、今日はこっちで行くか。・・・少し痛いけど。」
そう言って、私は小太刀を2本抜く。
此処で「色金定女」を使っても問題はないが、切り札は温存。これに限る。
「〈なるべく無傷で切り抜けてよね。治癒で能力使うと持続短くなるし。〉」
「さらっとハードル上げないでよ・・・・。まぁ善処する。」
そう言って、セグウェイに突貫する私。
セグウェイはそれを感知し、装備されているUZIを発砲・一斉射した。
銃弾の雨が私に向かって降り注ぐが、被弾はしなかった。
てか、被弾なんざさせねぇよ?
治癒で能力なんて使いたくないし。
私は手に持っている小太刀で全部弾く。若しくは斬る。
キンジの呼び方だと「弾丸逸らし」「弾丸断ち」と言ったところだ。
銃弾の雨の半分を切り抜けた今のところ、全く被弾せずに無傷で済んでいる。
こんなの、無
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ