第四章
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「ほんまに」
「それでな」
「あのお墓みたいにか」
「凄いもんあるかもな」
「そうか」
「神殿でも」
王の墓の様なものでなくとも、というのだ。
「それでも」
「ここはやね」
「相当なものがあるで」
「そやな、私も」
愛も直観から感じ取って話した。
「確信してるわ」
「この遺跡結構深いし」
「ここで急に神殿みたいになるとか」
「絶対に何か凄いものあるわ」
「ほんまにな」
二人でこう話して神殿の中も調べていった、神殿の中にもモンスターがいて多くの宝があった。そして。
二人は最深部であるものを見付けた、それは何かというと。
「石板?」
「そやね」
小雪は愛の言葉に頷いた。
「これは」
「ちょっと何て書いてるか」
「わからへんな」
「文字はこの世界の文字でも」
「それでもな」
二人が知っている文字だ、それでもだ。
「この文字はな」
「昔の文字で」
「言うなら古文書やな」
「私達の世界で言うと」
「それで印刷やなくて」
この世界にもこの技術が存在している、それもグーテンベルグが世に出した金属のそれもあるのだ。
「自分の手で掘ってて」
「随分わかりにくいな」
二人であれこれと話す。
そして愛がこう言った。
「同じ文字でもな」
「時代が違って」
「それで手書きでな」
「しかも石板に掘るとかやと」
小雪も話した。
「ちょっとな」
「わかりにくいわ」
「ほんまにな」
「私達やと」
愛は首を傾げさせつつこうも言った。
「どうもな」
「わかりにくいな」
「というか全然わからん」
「ちょっと見たらこの世界の文字か」
「それすらも」
どうにもと言うのだった。
「訳がわからんな」
「ほんまにな」
「けれど」
それでもとだ、愛はまた言った。
「この石板はな」
「かなり大事なもんみたいやし」
「発掘の人達にもな」
「送ろうな」
「そうしよな」
二人で話してだ、そのうえで。
実際に遺跡を出てそうしてだった、教授達に遺跡のことそして石板のことを話すと教授達はまずは自分達で話してだった。
その後で教授が愛達に真剣な顔で話した。
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