第二章
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「この依頼受けるわ」
「神託にして地味やと思うにしても」
「それでもな」
こう小雪に話してだった、愛は実際にこの依頼を受けることにした。そうしてギルドの事務所に話してだった。
そのうえでだ、大学の研究室のチームに入るとだ、獅子人の初老の男からこんなことを言われた。大学の考古学の教授で名前はホセ=グントラムといった。
「今回の発掘はブリュッセル南東で発見された遺跡に入るのですが」
「その際ですか」
「まだ入り口が発見されたばかりで」
「中のことはですね」
「全くわかっていないのです」
教授はこう愛そして彼女の隣にいる小雪に話した。
「まさに」
「では」
小雪は愛の横から話した。
「モンスターやトラップがですね」
「考えられるので」
それも充分にだ。
「ですから冒険者の方に護衛そしてトラップの調査と解除もです」
「依頼したくて」
「ギルドにその依頼を出したのですが」
教授はここで愛と小雪を見てこうも言った。
「まさかこれだけお奇麗な方がお二人とは」
「そこでそう言われると」
「ちょっと」
愛も小雪も教授の今の言葉には赤面して応えた。
「困ります」
「私達にしましても」
「ははは、今回の調査チームには女性スタッフも多いですが」
「私達もですか」
「その中に入ってですか」
「そうなります、花は多ければ多い程です」
まさにという言葉で言うのだった。
「いいので」
「そやからですか」
「私達は」
「はい、美人というのは事実で」
教授はこのことは否定しなかった。
「そしてです」
「この度は、ですか」
「私達は、ですね」
「私達の警護とトラップの調査と解除をお願いします」
是非にと話してだ、そしてだった。
二人は調査チームの警護そして遺跡内部の探索を行うことにして彼等と共にまずはブリュッセルから移籍に向かった。
そこでだ、モンスター達と戦っていると。
教授は数体のキャリオンクローラーを倒した二人にこう言った。
「お二人共お強いですね」
「戦闘には慣れてますし」
愛はレーザーソードを片手に教授に応えた。
「そうですさかい」
「それで、ですか」
「モンスターについては」
旅の冒険者として話すのだった。
「これ位はです」
「何でもないですか」
「はい」
そうだというのだ。
「これといって」
「そうですか」
「ではモンスターについては」
「任せて下さい」
こう言うのだった。
「そして遺跡に入っても」
「その時もですか」
「私達には術がありますから」
罠を確認し解除するそれがというのだ。
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