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異能バトルは日常系のなかで 真伝《the origin》
第一部
第三章 異能訓練
3-3 安藤寿来の異能
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いた。
十メートル以上離れた距離にいるのに熱さを感じる。
見慣れない黒い炎からは幻想的な美しさを感じた。
「あいつの能力は手から湯たんぽ程度の熱さと大きさの炎を出すはずなのに……!」
「恐らくだが、あいつはもうステージUに上がっている。闘わずしてな」
「ステージU?? あいつが??」
異能にはまだまだ謎が多い。
ステージUというのは勝ち残っているプレイヤーの中でも少数しか到達していないとされ、元々の異能の性能が大幅に向上した状態。言わば異能の進化だ。
その領域にあの厨二が?
「それより解析だ、どうなってる?」
驚きを隠せなかったがすぐに解析を始める。
そして更なる驚愕を覚えた。
「……ホントだ。ステージUってなってる……!」
解析を続ける。
「異能の詳細は分からない。けど、異能の名前だけ変わってる」
「その名は?」
「黒焔 - 終止符を打つ者」
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「おれにとって異能はかっけー。それだけでよかった。それ以上を求めてはいけない。でも暴走して、敵と戦って、異能の恐ろしさを知った。強い力だからこそ使い道は間違っちゃいけない」
決意を言葉に。
「おれは異能で仲間を守りたい、そして楽しかった日々に還るんだ」
他でもないおれの異能なら、それが出来るはず。
彼は自分の言葉で望みを口にした。
「よろしくお願いします、一さん」
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「……ハハッ」
瞬間、背筋がゾッとする。
「ハハハハハハハハハハハハハ」
絶対の信頼を置いていたあたしの異能の異常事態もあるがそれ以上に不安を覚えた。
この男が声を上げて笑うというのは今まであまりなく、いつも碌な事にならない。
「そうか。そうだよな。そうこなくちゃいけねえ。さすがだぜ寿来。ここで変われなければそれまでと思ってたが」
そう言った直後ボスの目が変わった。
「こうなると、おれもちと本腰入れねえとだな」
「手加減出来ませんよ? 一さん」
「おもしれえ、来いよ寿来」
そして「鬼の居ぬ間に鬼ごっこ」で作られた空間の中で両者本気の戦闘訓練が始まった。
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日がもうすぐ沈もうといった頃、泉北高校の野球部部室では三人の男が集まっていた
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