蒼紅:第二十七話 電脳
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モルフォと兄さんの力でそんな物を…!」
「第七波動を有効に扱うのは当然じゃないっスか?それに謡精の力を腐らせている誰かさんよりは立派な使い方だとテセオさんは思うんですケドwww」
『…っ』
未だに完璧なコントロールが出来ないシアンにはテセオの言葉はあまりにも痛すぎた。
「雷霆宝剣と電子の謡精(オワコンアイドル)の話は置いといて、さっき皇神の人体実験の映像を動画サイトにうpしたんですケドー。再生数の伸びがハンパないwwコメも爆盛り激アツww皇神氏ね弾幕が出来るほどっスよww職人乙www」
「悪趣味な…けど、それがどうした?」
「説明しないと分からないとかーwwマジ低ww脳wwつまり、ガチクズな皇神を攻撃してるテセオさんは英雄(ヒーロー)で、その邪魔をしてるアンタは、世界の敵ってコトなんですケドwあ、ちなみに今バトってるトコも、エデン公式チャンネルで生放送中なんでヨロwwガンヴォルトの公開処刑に“世界”は大熱狂してるんですケドwww」
「世界?そんなものは一部の意見を拡大解釈しているだけだ」
設置された爆弾を破壊しながらGVは言い返す。
「……少なくても迫害を受けてきた能力者からは殆ど同じコメが来そうですケド?それにその一意見が世界を変えることもあるんスよ?てか、今の時代ネットは世界の全て!見なよこのコメの嵐…世界が、みんなが、能力者の裏切り者のアンタの死を望んでいるんですケドwwwアンタも勿体ないことしたっスね?アンタさえその気なら、無能力者を殲滅してテセオさん達と同じように英雄(ヒーロー)になれたかもしれないのに…アンタの無謀な夢に付き合わされている兄貴もカワイソスwww」
「虚言に踊らされる傀儡(くぐつ)が、世界を語るんじゃない…!それに言ったはずだ…僕はどちらか一方を滅ぼして得た未来なんて認めない!迸れ! 蒼き雷霆よ!!虚言に染まる電脳を打ち砕け!」
「はー、やれやれwwアンタって根っからの悪(ワル)っスね?ま、テセオさんの用事が済むまでこの電脳世界でテセオさんの時間潰しに付き合ってもらいますケドwww」
膨大なデータの奔流をレーザーのように周囲に照射し始める。
攻撃がランダムのためかGVは一度カゲロウを使わされる。
「くっ!」
「転送〜つってwwど〜んwww」
GVがレーザーをかわしてテセオに攻撃しようとするものの、既にテセオは背後に転送しており、糸車のようなビットからミサイルを放ってきた。
いくらか喰らってしまったが、雷撃鱗でミサイルを防ぐ。
次にテセオは糸車を投げ付けてGVにぶつけてきた。
それによりEPエネルギーが枯渇してオーバーヒートを起こしてしまう。
「ほいっ!これでどうっスか?」
糸車ビットから降り注ぐ攻性データの雨
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