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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第二十七話 電脳
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けつつ、先に進む。

そして次は青い半透明の足場を確認し、念のために雷撃鱗を展開して近寄ると、反応して足場が実体化する。

「今度は雷撃鱗で出現するタイプの足場を確認…」

『足場を確保するには、雷撃鱗を張り続けなければいけないってことだね』

「“オーバーヒートには気をつけて”かな?」

『もう、先に言わないでよ』

足場に注意しながら雷撃と洋館で得た吼雷降と…。

「霆龍玉!!」

この施設で会得した前方に雷撃の玉を展開する霆龍玉を駆使して先に進んでいくと再びテセオが通信に割り込んで来る。

『そーいや雷霆兄弟さん達ってば、無能力者の…えーっと、オウカって櫻咲財閥の庶子の女の家で暮らしてたッスよね? 』

「…それがどうした?…それにオウカが庶子だって?」

『あ、そう身構えないでも大丈夫っスよ?別にあんたの彼女に危害加えようとか思ってないし、そもそもあんたの彼女はパンテーラの温情で殲滅対象外なんでー。パンテーラがその女のこと気にしてたからテセオさんが軽く探(ググ)ってみたんスよ。そしたら何と、櫻咲財閥の庶子であることが判明しちゃったんスよねー。』

『こいつ…人のプライバシーを…!』

個人のプライバシーを侵害したテセオにシャオは嫌悪感を抱く。

『まあまあ、焦らず最後まで聞いて欲しいんですケド、それで、その女は現在に至っても両親との接点は無し。今まで冷たーい家政婦に囲まれて、唯一仲が良かった家政婦も亡くなって独りになった時にアンタらと会ったみたいなんスよねー。本当に無能力者ってガチクズっスね。同じ無能力者でも自分に都合が悪かったら捨てるか隠すんスからねーwww』

「………」

それを聞いたGVは何故自分達を受け入れてくれた理由が分かった。

独りは寂しい…それはGVも良く知っているからだ。

『オウカさんが…でも……それよりもオウカさんがGVのか、かか、彼女って…!』

『あの、シアン。今はそんなこと…』

『あーwwもしかしてアンタ……ガンヴォルトさんにアレっスか?悪いことは言わないから諦めた方がいいっスよーwww』

『何で!?』

『だって無能力者でも年上でスタイル良し、家事も出来る上に性格も良いとかパンテーラに聞いただけでもこれくらい揃ってるのに対してアンタは年下で大して家事も出来ない上に幼児体型のオワコンアイドル…男ならどっちを選ぶかなんて一目瞭然なんですケドーwww』

『む、むううううっ!!テーラちゃん、何でこの人に余計なことを教えてるの!?』

テセオの暴言にシアンは激怒するものの…。

『確かに…』

『ごめんなさいシアン。こればかりは私もフォロー出来ないわ』

シャオとモルフォも納得してしまったために、シアンの味方はいなか
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